浦井健治、4代目ヘドウィグ「怖かった」

2019.6.8 10:00

ロックミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』で主人公・ヘドウィグを演じる浦井健治

(写真2枚)

7年ぶりの日本公演が今秋上演されるロックミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』。歴代の主演・三上博史、山本耕史、森山未來に続く4代目ヘドウィグを演じる浦井健治が、その思いを話した。

性転換手術を失敗し、男であり女でもあり、そのどちらでもないロックシンガー・ヘドウィグ。数多の別れと出会いを繰り返し、己の存在を激しく問い続ける役柄を演じる浦井は、オファーを受けたとき「怖かった」と話す。

「ほぼひとり芝居というなかで、膨大なセリフと向き合う。Zepp Nambaというライブハウスでミュージカルを上演することも普通ではない。すべてが自分への課題かなと思っています」と気合を入れる。

また、元ドラァグクイーンのイツァーク役に、ロックバンド女王蜂のボーカル・アヴちゃんが抜擢。年齢、性別、国籍非公表とミステリアスなアヴちゃんの存在にも期待を寄せる。

「女王蜂のライブを見たとき、世界観や歌詞の内容、すべてをさらけ出している魂の叫びとパフォーマンスに打ちのめされました。オーディエンスが拳を突きあげながら泣いている姿にもヘドウィグと通じるものが・・・。女王蜂から学べるものがある。アヴちゃんと共演できることに幸せを感じる」という浦井。

「4人目のヘドウィグとして、日本の『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』を作れたら」と意気込む。大阪公演は9月20日〜24日に「Zepp Namba」(大阪市浪速区)にて。チケットは8800円発売中。

取材・文・写真/岩本和子

『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』

日程:2019年9月20日(金)~23日(祝・月)
会場:Zepp Namba(大阪市浪速区敷津東2-1-39)
料金:8800円(全席指定、別途ドリンク代500円要)
電話:0570-200-888

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