よしもとが演劇祭、関西演劇ブームの再燃

演劇祭『関西演劇祭2019 お前ら、芝居たろか!』の会見に登壇した行定勲、西田シャトナー、板尾創路、片岡秀介社長(5月20日・SSホール)
よしもとアクターズが主催する関西発の演劇祭『関西演劇祭2019 お前ら、芝居たろか!』の概要が発表。厳選された20団体が今秋、10日間にわたって「SSホール」(大阪市中央区)で公演をおこなう。関西各地で演劇を後押しする動きがあるなか、大阪からの強いサポートとなりそうだ。
1980年代から90年代にかけて関西で起こった演劇ブーム。辰巳琢郎や生瀬勝久らのそとばこまち、佐々木蔵之介が在籍した惑星ピスタチオ、古田新太らの劇団☆新感線など人気劇団が隆盛を極め、いまや舞台や映像で活躍する演出家や脚本家、俳優などの多くが関西演劇界の出身だ。
だが、2001年に「近鉄アート館(旧)」(大阪市阿倍野区)、2003年に「扇町ミュージアムスクエア」(大阪市北区)と、2000年代に入り関西演劇ブームの発信拠点であった劇場が相次いで閉館。やがて地元での熱狂はクールダウンしていった。
そんななか、2015年以降5つの小劇場が閉館した京都に小劇場「THEATER E9 KYOYO」(京都市南区)がオープン(6月22日)。また、今夏には関西の注目劇団を紹介する『KAVC FLAG COMPANY』(神戸アートビレッジセンター)が神戸で開催されるなど、関西演劇界に再熱の兆しが見えてきた。
今回発表された『関西演劇祭』は、才能の宝庫である関西から演劇人を探り出し、発信力のあるクリエイターや観客と演劇人をつなげることが目的。よしもとアクターズの片岡秀介社長は、「お笑い芸人が環境の変化、時代、出会いでスターダムにのし上がっていく姿を見てきて、人には誰しも可能性があると実感しました。この演劇祭も劇団関係者にとって何らかのきっかけになれば」と思いを話した。演劇祭は9月21日より開催。参加劇団の応募は6月16日まで、詳細は公式サイトにて。
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