７０年代にデビューし、国民的歌手として人々に愛された西城秀樹さん。彼の１周忌を追悼し、音楽ドキュメンタリーやライブ映像、主演映画など３つの番組が、５月１６日にＷＯＷＯＷで放送される。

郷ひろみ、野口五郎とともに「新御三家」と呼ばれ、当時アイドル的な人気を誇った西城秀樹さん。『傷だらけのローラ』（１９７４年）『ＹＯＵＮＧ ＭＡＮ（Ｙ.Ｍ.Ｃ.Ａ.）』（１９７９年）などのヒット曲を連発し、歌謡曲にロック的な絶唱を組み合わせたパフォーマンスで、７０年代を代表するスターとなった。

その活動は歌手だけにとどまらず、俳優として数々のドラマや映画、演劇に挑戦。４８歳に脳梗塞を発症した後も「引退」は口にせず、精力的にステージに立っていた。そんな彼の活躍が記録された３つの映像が公開される。

アイドル時代の絶頂期といえる１９７５年におこなわれた全国ツアーに密着し、ステージ裏の彼をも追いかけたドキュメンタリー映画『ブロウアップヒデキ』が５月１６日・夜６時半から放送されるほか、自身８０枚目のシングル『Ｂａｉｌａｍｏｓ』の発売を記念したスペシャルコンサート『西城秀樹ライブ〜バイラモス２０００〜』の映像が同日夜８時から放送。

さらに、１９８６年に主演したハードアクション映画『傷だらけの勲章』が同日夜１０時から放送。１６歳で芸能界デビューした西城さんが大人の俳優への脱皮に挑むかのような意欲作で、後ろ姿のオールヌードや、女優・朝加真由美とのベッドシーンなど、３０歳当時の艶やかな演技を見ることができる。