撤去の泉の広場、噴水に思い出浮かべる

2019.5.5 16:00

ボールを投げ入れた女性は「よく利用していたので寂しい。これからどこで待ち合わせしよう」と話していた(5日・大阪市内)

(写真6枚)

梅田の地下街「ホワイティうめだ」(大阪市北区)の2期エリアのリニューアルに伴い、5月9日に撤去される「泉の広場」。撤去を前に5日、ファイナルイベントが同所でおこなわれ、大勢の人々が別れを惜しんだ。

1970年に誕生した「泉の広場」。各駅を結ぶ地下通路や地下街が複雑に連結しており、1日約40万人が訪れる同地下街において、「泉の広場」は待ち合わせスポットとして半世紀以上にわたって親しまれてきた。

一般の通行客は6日で見納めとなる「泉の広場」(5日・大阪市内)

今回「泉の広場」に対する最後のメッセージを書き込んだカラーボールを、噴水に浮かべるイベントを開催。「長い間ありがとう、お疲れさまでした」「高校生のとき友だちと待ち合わせによく使ってたよー」など参加者はそれぞれの思い出を振りかえり、ボールに綴っていた。

泉の広場での思い出が綴られたカラーボール。あまり思い出のない子どもたちは願い事を書き込んでいた(5日・大阪市内)

ファイナルイベントは本日5日の19時までおこなわれる。7日から噴水は幕で囲われるため、一般の通行客が噴水を見られるのは6日が最後に。9日からは工事のため閉鎖となり、2期エリアの通路や階段は通行できなくなる。

『さよなら泉の広場イベント』

期間:2019年4月5日(金)〜5月6日(祝・月)

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本