カラテカ矢部、漫画連載に込める思い語る

芸人とは違う鋭いまなざしでタブレットに向かう矢部 写真提供:MBS
芸人の「もうひとつの才能」に注目したドキュメンタリー番組『OFLIFE(オブライフ)』(MBS)。16日の放送回では、38歳で初めて描いたエッセイ漫画「大家さんと僕」が異例の大ヒットとなった漫才コンビ・カラテカの矢部太郎に密着する。
2018年4月から、「週刊新潮」に第2期の連載を開始したが、それも「毎週、大家さんに読んでもらえると思って描き始めた」という。が、連載が始まって4カ月経った8月にモデルとなった大家さんが亡くなった。「途中で目的を失った」という矢部。そんな矢部に連載を続けさせたのは、「大家さんへの感謝の気持ち」だ。「大家さんがかわいらしくて、素敵だったというのを描きたくて・・・。(そのとき)読む人がどう思うかは考えてなかったと思う」と語った。1年間の連載は、今年3月に最終回を迎えた。

締切前日、吉本興業東京本部の一室で、ひとり下書きを見ながら、タブレットに向かって、連載の清書に取り組む矢部。大家さんへの思いをひとコマひとコマに込め、真剣な表情を見せる。その鋭いまなざしは芸人の表情ではない。人物と吹き出しのバランスにこだわり、何度も繰り返し、描き直す。合間に取る食事はゼリー飲料か栄養補給食品。ほぼ休憩することなく、4時間かけて半分の2ページの清書を終えた。終電での帰り道、大家さんが大好きだった伊勢丹新宿店の写真を参考資料に撮って帰途についた。
締切当日、残りの清書を自宅で完成した矢部は、最後の仕上げ作業にかかる。最終話は、矢部が最後に大家さんをお見舞いに行ったときの話がベースになっている。「あれが最後だと思ってなかった」という、大家さんと矢部が交わした最後の会話。最終話には、最後の最後まで矢部がこだわったひとコマがあった。
後編では、「大家さんと僕」の最終話に取り組む矢部に密着。連載の当初から矢部を応援してくれている吉祥寺の書店の店員さんとの交流なども交え、食事も忘れるほどに連載に集中して取り組む矢部の漫画家としての顔と、連載に込めた思いに迫る。この模様は、4月16日・深夜1時59分から放送される。
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