白石監督「作品を守らなければいけない」
2019.4.8 18:30

映画『麻雀放浪記2020』主演の斎藤工(左)と白石和彌監督(6日・大阪市内)
(写真1枚)
1984年に和田誠監督が映画化した阿佐田哲也の原作小説を、『凶悪』『孤狼の血』などで知られる白石和彌監督が、舞台を現代に置き換えて映画化した『麻雀放浪記2020』。その公開を記念して6日、大阪市内で舞台挨拶がおこなわれた。
本作に出演するピエール瀧容疑者が麻薬取締法違反容疑で逮捕されたことから、この舞台挨拶でもMCが「公開が危ぶまれた作品」と紹介。挨拶の冒頭で白石監督は「必ずそう言われるんですよね」と複雑な表情を浮かべながら、ノーカットでの上映を発表した3月20日の会見について、「あのときは、あらためて作品を守らなければいけないという思いを述べさせていただいた。それが、この『麻雀放浪記2020』だったことに運命を感じています」と、同作への強い思い入れを語った。
和田誠監督の『麻雀放浪記』は熱烈なファンも多く、白石監督も「邦画史に残る傑作」とリスペクト。だが、脚本制作の段階で「この状況、この時期にやる意味があるように思えるものになっていた。あと、(脚本について)僕自身も理解不能なおもしろさがあって、斎藤工くん演じる坊や哲が発情するところとか、何でそうなるのってゲラゲラ笑えた。やっていることが全部渋滞していました(笑)」と、和田版の前作とはまた違った、奇想天外な展開が次々と起こる物語について話した。
麻雀シーンがたくさん登場するが、実は白石監督は麻雀未経験ということで、「そろそろ、うずうずしてきた」と牌を持つことを宣言した。映画は現在、全国で公開中。
取材・写真/田辺ユウキ
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