大阪で、国宝・鳥獣戯画が特別公開

「鳥獣戯画」は、作者未詳で謎が多い。3月31日までの展示は甲・乙巻の前半場面
国宝・鳥獣戯画が特別に公開される展覧会『明恵の夢と高山寺』が、「中之島香雪美術館」(大阪市北区)で5月6日まで開催されている。
40年間夢を記録し続けた鎌倉時代の高僧「明恵上人(みょうえしょうにん)」にスポットをあてる同展。「美しい白昼夢のごとき絵巻」として第3章で紹介される鳥獣戯画は、明恵が築いた京都の「高山寺」が所蔵する国宝。甲乙丙丁の4巻があり、特に甲巻はウサギとカエルが相撲をしたり、猿を追いかけまわしたりという姿がほほえましく人気が高く、約800年前のマンガといわれる所以も興味深い。

「とても長い絵巻なので、4期に分けて全巻の全場面を展示する予定です。どの期間に来ていただいても、すべてを現物かコピーで見ていただけるようにしています。また、展示には超高透過ガラスを使っているため、作品の詳細が見やすいと思います」と、学芸員の大島幸代さん。それぞれ11メートルを超える甲・乙巻の前半場面は3月31日まで、後半場面は4月2日から14日まで展示される。
また、ひっくり返ったウサギに吹き出しがついたふせん(500円)やマスキングテープ(700円)など、シュールでかわいい鳥獣戯画のモチーフアイテムが多数そろう特設ショップも必見。料金は一般1300円。
取材・文・写真/太田浩子
中之島香雪美術館 特別展『明恵の夢と高山寺』
期間:前期2019年3月21日(木)~4月14日(日)、後期2019年4月16日(火)~5月6日(休・月)※月曜休(4/29、5/6は開館)
会場:中之島香雪美術館(大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト4F)
時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
料金:一般1300円、大高生800円、中小生400円
電話:06-6210-3766
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