大谷亮平「62歳演じる役作りが楽しい」

「真一さん、アツくなってきました! なんて言われて」(大谷亮平)
──2月の最終週では、みんなが苦労して完成させた「まんぷくラーメン」のニセモノが世に出まわり、あんなに寡黙だった真一さんが怒りを爆発させます。初期の頃とはずいぶんと印象が変わる人物でもありますよね。
すごく真剣に取り組んでいるものに対して邪魔が入ったとき、真一は生真面目な人間なので人一倍、火がつきやすい。演じていて楽しかったです。台本読みのときも、スタッフから「真一さん、アツくなってきました!」なんて言われて(笑)。難しい役ではあるんですけど、今回のこの真一という役は技術ではなく気持ち発信で演じることが多かったです。僕は今までも気持ちを優先することが多くて、とはいえそれでも迷いながら役を模索するんですが、『まんぷく』の現場では本番の合図が出たら気持ちが乗ってポンッと表現できた、みたいな感じなんです。
──その「ポンッ」とお芝居が出てくる感覚って、大谷さんご自身はなぜだと思いますか?
なんでだろうなぁ。僕は真一のように他人優先で生きている人間ではないので、やっぱりなんでこうなったのか、なんでこんな行動をとったのか、それを考えるしかない。すると、理解できなかったことってなくて、真一のとる行動が納得できた。そうやって真一としての気持ちを作る準備がちゃんとできていたから、現場で迷うことなく演じられたのかな。

──3月に入ると、いよいよカップ麺という次なる発明品の物語が始まりますね。大谷さんは全編を通して30歳から62歳までを演じられるわけですが、こういった経験は初じめてでしょうか?
そうですね。いまの自分の年齢を超えたあたりからは想像の世界になる。それを自分のなかで作っていく作業というのは、非常におもしろかったですね。60代の人って、立ってるときに胸張るよなぁ、とか、校長先生みたいに手を組むよなぁと。やりすぎない程度に、でもちょっとおじさん臭い感じを意識的にやりました。実はヒントになる人がいて、それは親戚のおじさんなんですけど。穏やかなしゃべりかたとか、怒るときでさえやわらかくてあったかい感じとかは、おじからヒントを得たものです。
──『まんぷく』はNHK大阪放送局内にあるスタジオでの撮影が多いそうですね。大谷さんは大阪のご出身ですが、プライベートでも地元を満喫されましたか?
同級生とご飯を食べに行ったり、そういう時間は結構ありましたね。放送局と通っていた高校が近いので、母校にも顔を出しましたね。僕、バレーボール部だったので、一緒になって練習させてもらったり。現役部員たちには元気をもらったし、いい時間が過ごせましたね。

──撮影がはじまる前、ちょうど姪っ子さんが生まれて。実家から撮影所に通うか、いやいや、姪っ子さんとつい遊びすぎてしまうから実家はキケンかも、と悩んだそうですが。
迷ってました(笑)。でも実家には結構、帰ってますね。2週間に1回ぐらいは帰ってるんじゃないですか。それでも2週間空いたら、姪は不思議そうに僕を見るんですよ。「知らない人が来た・・・」って、忘れられちゃうんですよね。
──ところで、撮影前に必ずやることってあったりしますか?
毎日、新しいものが送られてくる姪の動画を必ず1日1回は観てますね(笑)。
連続テレビ小説 第99作『まんぷく』
世紀の大発明へとヒロイン夫婦が夢を追う物語はついにクライマックスへ。萬平は、即席ラーメンの製造企業をとりまとめる協会を発足し、会長に就任して11年が経った。協会に所属する企業は350社以上で、市場は飽和状態。即席ラーメンの売り上げが伸び悩むなか、危機感を覚えた萬平は、社運をかけた新商品を開発しようと動き出す。その器や具材の開発に難航するなか、立花家の危機もはらんで・・・。最後まで目が離せない!
放送:2018年10月1日(月)〜2019年3月30日(土)
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