芦屋の迎賓館が保存工事完了、見学再開へ

2019.2.8 07:00

2月16日からLEDによるライトアップも再開される「ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)」(兵庫県芦屋市)

(写真2枚)

近代建築の三大巨匠のひとり、フランク・ロイド・ライト設計の「ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)」(兵庫県芦屋市)が、約2年におよぶ保存修理工事を完了。2月16日から一般公開が再開される。

灘の酒造家である山邑太左衛門の別邸として1924年に建てられた同住宅。ライトが日本で設計した住宅建築のうち、ほぼ完全な形で残る唯一の建物と言われており、芦屋川横の高台に建つ姿は芦屋の景観としても愛され、1974年に重要文化財の指定をうけた。

ライトは自然環境と建築の調和を目指した建築家で、この「ヨドコウ迎賓館」も斜面と建物が一体化していることや、芦屋市街から大阪湾まで見渡せるダイナミックなバルコニーの存在など、土地と建物が密接に関係しているのが特徴。今回の工事は、それを次代につなぐためにおこなわれた。

大谷石で作られた暖炉が印象的な「ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)」の応接室(兵庫県芦屋市)

保存工事は、できるだけオリジナルのままの姿を残すことを掲げ、雨漏りなどから建物を守る屋根の防水改修をメインに、風化した大谷石の修理などがおこなわれた。その2年3カ月におよぶ工事の内容は、同住宅のパネル展などでも紹介される。入場料は大人500円。

文/太田浩子

「ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)」

2019年2月16日(土)リニューアルオープン
住所:兵庫県芦屋市山手町3-10
開館:水・土・日・祝日、10:00~16:00(入館15:30まで)※3/1~4/7は火金も開館
料金:大人500円、小中高生200円
電話:0797-38-1720

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