しりあがり寿の新作「ヒーローって何?」

2019.1.20 08:00

美術館の吹き抜け階段部分に展示された《ヒーローの皮》。「僕は美術館の展覧会でいつも展示室の外に作品が置かれる。今回こそはと思ったけど、やっぱり外だった」としりあがり寿

(写真7枚)

写真家の石川竜一は、壁面を旧作(作家の地元沖縄や全国各地で撮影した肖像写真)で覆い、室内中央の独立した小部屋に初の映像作品『MITSUGU』を出品。彼が出会ったミステリアスな人物を取材した怪作。尺は約45分、毎時15分に上映。

石川竜一の新作《MITSUGU》(部分)

柳瀬安里はさまざまな場所に赴き、地面に線を引く(境界線を明示する)パフォーマンスを撮影した映像作品(旧作)と、実家のお寺で撮影した写真作品『土の下』を展示。モチーフは祖父や墓地に植えたひまわりの群生など。「生と死」を強烈に意識させる。

柳瀬安里と新作《土の下》(部分)。墓地の空地に植えたひまわりは人間をシンボライズしたもの

これだけの面々が美術館の企画のために新作を作り、そろって披露するのは極めてまれなこと。展覧会はもちろん、4人の新作を見るだけでも本展は価値ありと言えるだろう。期間は3月17日まで、料金は一般1300円。

取材・文・写真/小吹隆文(美術ライター)

『Oh!マツリ☆ゴト 昭和・平成のヒーロー&ピーポー』

期間:2019年1月12日(土)~3月17日(日)※月曜休(2/11開館、2/12休館) 
時間:10:00~18:00(金土曜~20:00)※入場は閉館30分前まで
会場:兵庫県立美術館(神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1)
料金:一般1300円、大学生900円、70歳以上650円、高校生以下無料
電話:078-262-0901

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