台風被害乗り越え、「仙人風呂」が再開
2018.12.27 20:00

8月の「台風20号」で被害にあった、和歌山県田辺市の「川湯温泉」。その名物のひとつである、大塔川をせき止めて作られる大露天風呂「仙人風呂」が22日、オープンにこぎつけた。

和歌山県「川湯温泉」にある「仙人風呂」画像一覧

「川湯温泉」は、約73度の温泉が川底から湧き出る大塔川に沿って、旅館や民宿が建ち並ぶ温泉街。そのひとつ「仙人風呂」は、毎年12月~2月に期間限定でオープンする人気スポット。先シーズンには約6万5千人もの観光客が訪れた。しかし、今年は台風により大塔川が氾濫、そのため今年の「仙人風呂」開催は見送られるかと思われた。

しかし、地元の人々から「復興のシンボルとして、今年も開催を」との声が上がり、有志らによる援助もあって、例年より20日間遅れての開湯が決定。例年よりも小規模ながら、横12m・縦28mのサイズの「仙人風呂」が完成、22日におこなわれた開湯式には多くの観光客が集まり、温泉の復活を祝った。

「民宿すみや」の女将・小渕さん(右から3人目)。待ち望んだ温泉開湯の日を喜んだ画像一覧

同温泉街にある「民宿すみや」の女将・小渕さんは、「台風の後、電話で『今年は仙人風呂に入れますか?』と聞かれる方も多く、心苦しい気持ちで現状を報告してきた。お客さまに仙人風呂の復活を報告すると本当によろこんでくれた。湯から見える景色まで元通りとはいかないが、お客さまたちを今後もよろこばせたい」と語った。

「仙人風呂」は2018年12月22日から、2019年2月末まで開かれる予定。仙人風呂実行委員会によると、2019年には荒れた大塔川底の埋め戻し作業などに尽力し、例年通りの大きさ・日程での復活を目指すという。

公衆浴場や温泉卵が作れる「湯筒」もある川沿いの「湯の峰温泉郷」画像一覧

また、近隣には関西最大級の露天風呂を有する「渡瀬温泉」(入浴料:大人700円、小人300円 ※日帰りの場合)や、古くから熊野詣の参拝客が身を清めた湯として、世界遺産にも登録されている「湯の峰温泉」の「つぼ湯」(入浴料:大人770円、12才未満460円)がある。

「川湯温泉 仙人風呂」
期間:2018年12月22日(土)~2019年2月末予定
住所:和歌山県田辺市本宮町川湯
営業:6:30~22:00
料金:無料
※雨天や大塔川の増水時には入浴できないことも
URL:http://www.hongu.jp/event/senninburo/

「渡瀬温泉 心の宿 わたらせ温泉 大露天風呂」
住所:和歌山県田辺市本宮町渡瀬45-1
営業:6:00~22:00 ※無休
URL:https://www.watarase-onsen.jp/spa#m01

「湯の峰温泉 つぼ湯」
住所:和歌山県田辺市本宮町本宮 湯の峰110
営業:6:00~21:30 ※無休
URL:http://www.hongu.jp/onsen/yunomine/tuboyu/

  
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