紀平梨花のトリプルアクセルは準備が短い

2018.12.18 21:00

左から、MCのブラマヨ小杉、武井壮、プロゴルファーの勝みなみ、宮本賢二、金村義明

(写真2枚)

武井壮と、ブラックマヨネーズの小杉竜一がMCをつとめるMBS『戦え!スポーツ内閣』。19日の放送回では、今年のフィギュアGPファイナルで優勝した紀平梨花選手に注目する。

紀平選手がシニア初年度に、グランプリファイナル初出場で初優勝を成し遂げたのは、2005年の浅田真央以来の快挙。平昌五輪金メダリストのザギトワ(ロシア)を超える高得点をたたき出した理由を、フィギュアスケート振付師の宮本賢二氏が解説する。

フィギュアの紀平梨花選手の演技を解説する、振付師の宮本賢二氏

日本人女子選手が公式戦でトリプルアクセルを成功させたのは伊藤みどり、中野友加里、浅田真央につづいて、紀平選手が4人目。宮本氏は、紀平選手のトリプルアクセルのジャンプそのものよりも、トリプルアクセルを跳ぶまでの「準備」に注目した。

「トリプルアクセルは、跳ぶ前に『跳ぶぞ、跳ぶぞ』という準備や構えが必要になる難しいジャンプ。紀平選手も以前は6秒から7秒かかっていたが、現在は4秒ほどの準備で跳べている」と解説。この技術の向上により、紀平選手はプログラムのなかにトリプルアクセルという大技を自然に溶け込ませることができているという。

さらに、MCの武井壮が「演技が美しくなりましたよね」と話すと、宮本氏は「もともとはジャンプが得意な選手だったが、現在はジャンプ以外の演技に磨きがかかっている」と指摘。「手の動きを背骨から動かす」ことによって表現力がダイナミックに進化しているという。また12月21日から始まる『全日本フィギュアスケート選手権女子シングル』での観戦ポイントも徹底研究。この模様は12月19日・23時56分から放送される。

MBS『戦え!スポーツ内閣』

放送:2018年12月19日(水)・23:56〜深夜0:53

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