歌舞伎俳優69名、京都四条通を練り歩き

2018.10.29 12:30

1万5000人もの観客が集まった『南座新開場祗園お練り』

(写真7枚)

2年におよぶ改修工事を終え、まもなく新開場を迎える「京都四條南座」(京都市東山区)。それを記念して10月27日に『南座新開場祗園お練り』がおこなわれ、お練り史上最大となる69名の歌舞伎俳優たちが、京都・四条通の「南座」から「八坂神社」の間を練り歩いた。

11月に南座で襲名披露を行う松本幸四郎をはじめ、中村芝翫、市川海老蔵、中村勘九郎、中村獅童ら、歌舞伎俳優たちが勢ぞろい。非常に貴重な機会とあって、沿道には1万5000人もの観客が集まり、何重にも人垣ができた。一番前に陣取った人は、「お練りが始まる3時間も前から待機していた」と話す。

市川染五郎

お練りは昼2時45分からスタートし、俳優たちは約400メートルの道のりを、30分ほどかけて徒歩でゆったりと移動。そのなかでも、地元関西出身で現在ドラマ『まんぷく』(NHK)に出演中の片岡愛之助や、その美少年ぶりが注目の的となっている幸四郎の息子・市川染五郎には、とりわけ熱い声援が送られていた。「京都四條南座」は、幸四郎、染五郎、そして松本白鸚の襲名披露となる『吉例顔見世興行』で、11月1日に幕を開ける。

取材・文・写真/吉永美和子

「京都四條南座」

住所:京都市東山区四条通大和大路西入る中之町198

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