ピンクに彩られる清水寺、花のアートも

2018.9.29 08:16

清水寺の西門の石段でニコライ・バーグマンさんが作品を制作

(写真3枚)

京都の世界遺産「清水寺」(京都市東山区)で乳がんを啓発するイベントとして9月28日から、フラワーアートの展示と、ピンクのイルミネーションがスタートした。

同寺では2013年から、乳がんの啓発活動をおこなう化粧品ブランドを展開する「エスティ ローダー グループ」(本社:東京都千代田区)に賛同し、夜間にピンク色のライトアップをおこなっている。

今回はデンマーク出身のフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマンさんが、西門の石段にバラやカーネーションなどピンク色の花で、同啓発活動のシンボルでもあるピンクリボンを表現。巨大な球体から、階段を花が流れ落ちるような作品に。

「球体に花のパワーを注ぎ、そこから流れるパワーをピンクのリボンにみたて、皆さんに繋げ、伝えていくデザインです」とバーグマンさん
「球体に花のパワーを注ぎ、そこから流れるパワーをピンクのリボンにみたて、皆さんに繋げ、伝えていくデザインです」とバーグマンさん

バーグマンさんは「清水寺は初来日のときに訪れ、日本の伝統的な美しさに心を奪われた特別な場所です。この舞台で表現できることは大変ありがたく思っています。大切な人、また自分へのケアも大切であるというメッセージを込めて「サークル・オブ・ケア」がテーマ。花の力によって、少しでも多くの皆さんがこの活動を知り、伝えていただくきっかけになれば」と話した。

同会場では10月1日の18時まで作品を展示予定だが、台風24号が接近中のため変更の可能性あり。また、ピンクのイルミネーションは10月28日(20日除く)までおこわれるが、入山は不可。9月29日のみ『追善供養法要と祈りの夜間拝観』がおこなわれ、18時半から無料で拝観できる。

「清水寺」

『フラワーインスタレーション』
期間:2018年9月28日(金)〜10月1日(月)予定 
拝観:6:00〜18:00
料金:入場無料

『ピンクイルミネーション』
期間:9月28日(金)〜10月28日(日)
点灯時間:18:30〜22:00
※20日(土)のみ通常ライト色、29日のみ18:00〜21:00に夜間特別拝観(無料)

住所:京都府京都市東山区清水1-294

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