78歳のボランティアが「情熱大陸」に

1939年大分県生まれの尾畠春夫さん。別府市や山口県下関市、兵庫県神戸市の魚店で修業を積み、鮮魚店「魚春」を開業、65歳で店を閉じ、ボランティア活動に専念する。趣味は登山
行方不明になった男の子を発見したことで、一躍有名になったボランティアの尾畠春夫さんに、毎日放送『情熱大陸』が密着。23日の放送回では、仲間うちで「神」と呼ばれるその活動の様子をカメラが追う。
西日本豪雨で大きな被害を受けた広島県呉市天応地区。被災地の復旧を手伝うボランティアの中に、一際目立つ男がいた。赤いつなぎに「絆」と書かれたヘルメット。尾畠春夫、78歳。尾畠が現場に入ると、空気が変わる。天応地区には、氾濫し流れ込んだ土砂が今なお残ったままの家屋も多いが、率先して床下へもぐり込み、ヘドロとなった土砂を泥まみれになって次々とかき出す。また、被災者に寄り添うようにして声をかけ要望を聞き出し、仲間たちに作戦を指示。時には、経験が浅く動きが硬いボランティアを得意の冗談で和ませる。さらに毎朝9時に始まる一般のボランティア活動の前にも独自の活動を続けていた。早朝6時、たったひとりで現場に向かう。

ボランティア仲間のひとりはそんな尾畠を「神」のようだといい、取材した被災者も「尾畠がいると、現場が活気づく」とその独特の存在感に驚きを隠せない。 大分県の地元では人気店だった魚屋を65歳で畳んだ尾畠。世の中に恩返しをしたいと今はボランティアに専念する。活動資金は年金収入だけ。お礼は一切受け取らず、節約を心がけ車中泊をしながら全国の被災地を回っている。2011年の東日本大震災の際は、南三陸で500日にもわたって活動。今年8月には山口県周防大島町で行方不明となった2歳児を発見し、一躍時の人となった。
番組では被災地での活動に加えて、大分県の自宅も取材。束の間の休息日、バイクで30分走り、無料の露天風呂で疲れを癒やす。そんな尾畠のもとには来客が絶えず、なかには人生相談をしに訪れる人も。身長161センチ、小柄な体からは絶えず前向きなエネルギーを発し続ける尾畠は、一体なぜここまでボランティアに打ち込めるのか? 原動力は何なのか? 密着を続けるなかで、「これまでの取材では話したことがない」という長年、秘めたある思いを告げた。この模様は9月23日夜11時から放送される。
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