顔をテーマに110点、ルーヴル展開幕

古代から19世紀の作品までを展示
美の殿堂が所蔵する約40万点から厳選された約110点を展示する『ルーヴル美術館展 肖像芸術』が「大阪市立美術館」(大阪市天王寺区)で、9月22日に開幕する。
肖像をキーワードに「ルーヴル美術館」の古代オリエント美術、イスラム美術、絵画、彫刻などの8部門が総力をあげて、3400年前の棺に入っていたエジプトのマスクから、フランスのナポレオン1世の絵画や彫刻、15世紀以降の資産家たちが描かせた家族の肖像など、あらゆる顔をセレクト。展示に際し、「ルーヴル美術館」の学芸員も来日した。

古代ギリシャ・エトルリア・ローマ美術部門学芸員のリュドヴィック・ロジエさんは、クロード・ラメによる《戴冠式の正装のナポレオン1世》について、「見た瞬間にナポレオンだと分かりますが、顔などは理想化された姿であることが分かります。この栄光の姿のほか、若き日の姿から、デスマスクまでを展示し、時代のなかでどう生きたかも感じてもらえれば」と話す。
そして、絵画部門学芸員のコーム・ファーブルさんは、王妃マリー・アントワネットからも寵愛された女性肖像画家のエリザベート・ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブランについて「彼女は当時の流行であった大きなドレス、盛りつけた髪などを嫌い、自然のままで、シンプルな服装を好み、新しい風を吹き込んだ。同時代の絵画と比べても異例」と、《エカチェリーナ・ヴェシリエヴナ・スカヴロンスキー伯爵夫人の肖像》を解説した。

27年振りに来日するルネサンス時代の最高傑作のひとつ、ヴェロネーゼの《女性の肖像》(通称:美しきナーニ)のほか、オランダの巨匠レンブラント・ファン・レインや、スペインの宮廷画家フランシスコ・デ・ゴヤの作品による肖像画なども見どころだ。同展の2019年1月14日まで。料金は一般1600円。
『ルーヴル美術館展 肖像芸術-人は人をどう表現してきたか-』
期間:2018年9月22日(土)~2019年1月14日(祝・月)※月曜休&12/28~1/2休(9/24・10/8・12/24開館、9/25・10/9休館)
時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
会場:大阪市立美術館(大阪市天王寺区茶臼山町1-82・天王寺公園内)
料金:一般1600円、大高生1200円
電話:06-4301-7285(なにわコール 年中無休・8:00~21:00)
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
大阪のおすすめビアガーデン2025年最新版
NEW 4時間前 -
銀行の中にスタバ!? 関西1号店行ってみた[PR]
NEW 2025.4.30 13:00 -
【大阪・関西万博2025】人気グルメから穴場スポットまで…最新情報まとめ
NEW 2025.4.30 12:00 -
万博・タイパビリオン、大屋根リングから歓声も[PR]
NEW 2025.4.29 12:00 -
京都・川床おすすめランチ&ディナー、鴨川・貴船・高雄エリア別【2025年】
NEW 2025.4.29 11:00 -
ホテルで贅沢に…大阪アフタヌーンティー2025年完全版
2025.4.28 11:00 -
新社会人に告ぐ! 仕事の「#真相をお話しします」[PR]
2025.4.24 17:00 -
「えびそば一幻」が大阪初進出、バブル期の象徴に[PR]
2025.4.24 07:00 -
大阪スイーツビュッフェ・リスト2025年版、ホテルで甘いものを満喫
2025.4.23 11:00 -
京都のホテルで楽しむ、アフタヌーンティー2025年最新版
2025.4.18 10:00 -
神戸のホテルで贅沢に、アフタヌーンティー2025年最新版
2025.4.10 11:00 -
華やかスイーツ!大阪のいちごビュッフェまとめ・2025年版
2025.4.10 11:00 -
淡路島の観光&おでかけ&グルメスポット、2025年最新版
2025.4.2 19:30 -
春は桜も!ガイドブックにもない、淡路島秘境ツアー[PR]
2025.4.2 07:00 -
テンプル大学、学生たちの京都生活。【PR】
2025.4.1 11:00 -
大阪から行く高知のおでかけ・グルメ2025最新版
2025.3.31 16:45 -
坂本龍馬の生家跡・ホテル南水、ラグジュアリーに改装[PR]
2025.3.30 07:00 -
万博迫る!大阪2カ所でオランダパビリオンお披露目[PR]
2025.3.29 18:30 -
ワインのような日本酒? 高知県に期待の新蔵が誕生[PR]
2025.3.29 07:00 -
大阪でなぜ?KITTE高知ショップ、意外な売れ筋[PR]
2025.3.28 07:00 -
2025年は開業ラッシュ!大阪・梅田の新商業施設まとめ
2025.3.27 12:00