4億年前の隕石、明石天文科学館に寄贈
2018.9.25 15:00

明石市から感謝状を受け取る棚橋淳二さん(右)(9日・明石市内)
(写真2枚)
神戸松蔭女子学院大学名誉教授の棚橋淳二氏が所蔵していた、約150万円の価値を持つ「ギベオン隕石」。その隕石が9日、「明石市天文科学館」(兵庫県明石市)に寄贈された。
今回寄贈されたのは、約4億5千万年前にアフリカ・ナミビアに落下した隕石。重さ27kgもあり、同館内で所蔵している隕石のなかでは一番大きなものとなる。寄贈者の棚橋さんは小学生のころから鉱物標本を収集し続け、長年隕石は研究資料、文化遺産として保全すべきものと考えていた。
棚橋さんは「公共施設に譲渡すれば、隕石標本にとって、きわめて重要な落下地点の情報が失われることなく、後世まで標本と共に情報が伝えられる。この隕石を通じて、より多くの方々に宇宙空間に漂う地球外物質をじかに見て触れていただきたい」と、その思いを語る。

隕石の寄贈に同館の鈴木康史学芸員は、「これほどの大きな隕石を寄贈いただいたことは、大変ありがたい。『宇宙』は実物展示をするのが難しい分野で、とても貴重な実物資料です。多くの人たちが、隕石に触れて、宇宙を感じられるように活用をしていきたい」とコメント。
同館では今後、隕石を通じてより多くの人に「宇宙」を感じられる取り組み、展示ケースを製作して常設展示をする予定だという。
取材・文/岡田由佳子
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