斎藤工「樹木さんを惜しむ僕らの涙が雨に、存在を感じます」

2018.9.20 23:40

『なら国際映画祭2018』のオープニングセレモニーに登場した俳優の斎藤工(20日・奈良市内)

(写真3枚)

映画作家・河瀬直美がエグゼクティブディレクターをつとめる『なら国際映画祭2018』が20日、「奈良県文化会館」(奈良市登大路町)で開幕。そのオープニングセレモニーに俳優の斎藤工が登場、15日に逝去した女優・樹木希林さんを偲んだ。

登壇した斎藤は、「今日はあいにくの雨だったんですけど、樹木さんを惜しむ僕らの涙が雨になって現れて、それを樹木さんが『あんたたち、泣いてるんじゃないわよ』って止めてくれたんだなと。今、外に雨が降っていないのはとても映画的で、樹木さんの存在を感じます」と、大女優への思いを吐露。

そして、映画祭のアンバサダーに任命されたことを受けて、「今日(会場に)来て、アンバサダーになったと知らされまして。僕、そういう役職をいただいたのがバイトリーダー以来なんで、とても誇らしい気持ちでいっぱいです」と、栄誉ある初代アンバサダー就任を喜んだ。

同映画祭は、9月20日から24日まで、奈良市内のさまざまな会場で開催。新進気鋭の若手の作品を世界中から集めた『インターナショナルコンペティション』をはじめ、学生たちの煌めく才能にスポットを当てた『NARA−wave』、お祭り気分で楽しめる『星空上映会』『自転車発電上映会』などが予定されている(無料・有料あり)。

『なら国際映画祭2018』

期間:2018年9月20日(木)〜24日(休・月)
会場:奈良市ならまちセンター、春日野園地、東大寺・金鐘ホール、春日大社 感謝・共生の館、ほか

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