サイクリストに便利、深日洲本ライナー
2018.8.24 16:00

2019年2月下旬まで運行中の、大阪・深日港(大阪府泉南郡)と淡路島・洲本港(兵庫県洲本市)を結ぶ連絡船「深日洲本ライナー」。片道55分の船旅にして、スポーツ仕様の自転車、ロードバイクを積載できることから、サイクリストの間でも話題に。自転車ライターが、その「深日洲本ライナー」を利用してみた。

サイクリスト向けサービスが充実する「深日洲本ライナー」画像一覧

今回はロードバイクを持参し、深日港から洲本港へ移動後、洲本城までサイクリングして帰路に就くという行程で乗船。自転車が積載できるといってもロードバイク限定。いわゆるママチャリは不可。ロードバイクは300円、それ以外の自転車は輪行袋という自転車専用の袋に入れて「輪行」スタイルにすれば、無料で船内に持ち込むことができる。

深日港は南海・深日町駅から2分ほど、南海・大阪難波から特急で約1時間画像一覧

ロードバイクを乗船させるには、まずは自分自身で前輪を外す。前輪以外は船の上にある駐輪スペースに設置される。愛車がどんなふうに扱われているか気になったので、お願いして駐輪場所を見せてもらうことに。前輪はしっかり固定し、潮が被らないようにカバーもされている。なるほどこれならバッチリだ。

「深日洲本ライナー」の駐輪スペース、潮がかからないように銀色のカバーがかけられる画像一覧

今回はお盆シーズンだったこともあり、たくさんの観光客や帰省する人々で船内は賑わっていた。駐輪スペースを利用するサイクリストは乗船中、外した前輪を自分で持っていないといけないため、船内ではちょっぴり気を遣うかも(周囲の好奇な目も含めて)。とはいえ、サイクリスト向けサービスとして、コインロッカーの設置のほか、工具や空気入れの貸出、タイヤチューブなどの消耗品の販売があるなんて、こんな便利なことはない。

大正時代の赤レンガ工場跡を活用した洲本港近くの「淡路ごちそう館・御食国(みけつくに)」画像一覧

そして、約1時間で洲本港に到着。大浜の松と洲本城がお出迎えしてくれた。せっかくなので、洲本港近辺を散策がてら腹ごしらえに。ランチは洲本港からすぐに「淡路ごちそう館御食国(みけつくに)」を発見。大正時代の紡績工場跡をリノベーションした赤レンガの建造物。この施設には、お土産屋とレストランが入っている。淡路島といえば、海の幸。豪華な海鮮丼セット(1850円・税別)に舌鼓、これぞ淡路島の味。

海の幸をふんだんに使った料理はサラダバー付き画像一覧

海の幸を堪能した後は、今日の目標である洲本城へ出発。海岸沿いをひたすら進んで「ホテルニュー淡路」が見えたところで、洲本城跡の看板がある道を右折する。ここから2kmほど進めば洲本城だが、予想以上の激坂。13~14%の登りが最初に当たり、食後すぐのヒルクライムはかなりつらい。それでも、洲本城までたどり着くと、さっきまでいた洲本港が一望できる絶景。急勾配をクリアしたご褒美、これがあるから山登りは止められない。

洲本港から見る洲本の町並み、青空が広がる絶景となった画像一覧

帰りはほぼ下りで、ラクラク洲本港まで到着。洲本港のスタッフに聞くと、サイクリストは洲本港、深日港どちらの港からも朝8時台の一番早い時間に利用者が多く、1日サイクリングを楽しんで夕方に帰るパターンが多いそう。乗船料(片道)は中学生以上が1500円、小学生500円、未就学児は無料(往路の半券提示で、復路1割引きになるサービスもあり)。また、9月末まで平日限定のシニア割引、学生割引も実施している。

取材・文・写真/岡田由佳子

「深日洲本ライナー」

URL:http://fuke-sumotoliner.com/

  
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