里崎氏が指摘、ZOZO球団参入の問題点

2018.8.9 16:00

元ロッテマリーンズ捕手で野球解説者の里崎智也氏

(写真2枚)

8月8日に放送された『戦え!スポーツ内閣』(毎日放送)に、元ロッテマリーンズ捕手で野球解説者の里崎智也氏がゲストで登場。「ZOZOTOWN」のプロ野球界参入における問題点について語った。

7月17日、ツイッター上で「【大きな願望】プロ野球球団を持ちたいです」と表明した、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイの前澤友作社長。ネット上だけでなく、各メディアも報道し、話題となっている。

スタートトゥデイの前澤友作社長のツイート

まず里崎氏が指摘したのは、前澤社長が球界参入の方法を明かしていないこと。「方法のひとつは、既存球団の買収。今の12球団を見ても、売り手はない」とバッサリ。噂された千葉ロッテも売却の意志がないことを表明しており、「ロッテは営業利益も下がってないし、母体となるロッテも全然困ってない。身売りに出すことはほぼない」と断言した。

もうひとつの方法は、新球団を作っての参入。里崎氏は「現在の仕組みでペナントレースを戦うには、16球団が必要。ZOZOを含めて4球団増やさないといけない。1球団につき70人の選手が要る。4球団で合計280人」と、乗り越えなければならないハードルを次々と指摘。

ネット上では、四国に新球団を設立という案も上がっているが、徳島出身の里崎氏は「四国から、それぞれの球団本拠地までの直行便がない」とコメントし、「プロ野球の試合は、(愛媛県)松山市の『坊っちゃんスタジアム』しかできない。でも、新幹線があるわけじゃないから、車で3〜4時間かけてまで試合を見に行かない。実質的に愛媛1県で球団を持たないといけなくなる」と、四国案の難しさについても語った。

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