道頓堀角座、惜しまれつつ3度目の閉館
2018.7.23 10:00

松竹芸能の「道頓堀角座」(大阪市中央区)が7月22日、5年間の営業を経て閉館した。

最後の客を送る道頓堀角座。来場者には千社札シールが配られ、多くの人が閉館を惜しんだ
最後の客を送る道頓堀角座。来場者には千社札シールが配られ、多くの人が閉館を惜しんだ画像一覧

この日、昼寄席のシンデレラエキスプレスの『祝30周年 シンプレ寄席』に続いて、夜席では『おおきに!道頓堀角座 感謝の松竹ネタ祭り スペシャルやん』が開催。松竹芸能の若手芸人を中心に総勢40組以上が出演し、約3時間にわたってネタを繰り広げた。

アメリカザリガニ・柳原が漫談を披露したほか、安田大サーカス・団長、代走みつくに、華井二頭兵によるユニット「タンブリン大サーカス」が出演するなど、サプライズも用意。最後までお笑いファンたちの笑い声に包まれた。

最後は芸歴に関係なく、抽選で選ばれた芸人が挨拶をすることに。その大役を射止めた元No.1ホストでチャラさが売りのパンドラ・福田は、同館での思い出を振り返りつつ、「これからもよろしくお願いします」と締めくくった。

エンディングでは、サイン色紙プレゼントの抽選会のほか、写真撮影会も
エンディングでは、サイン色紙プレゼントの抽選会のほか、写真撮影会も画像一覧

江戸時代後期、大阪・道頓堀には『道頓堀五座』と呼ばれる「浪花座」「中座」「角座」「朝日座」「弁天座」が建ち並び隆盛をほこったが、徐々に劇場の灯が消滅。松竹の芸人たちが数多く出演した「角座」も1984年に一度閉館し、2004年に「B1角座」(2008年閉館)、2013年に「道頓堀角座」と形を変えながら『角座』の名跡を復活させてきたが、今回は借家契約が満了のため閉館となる。今後、松竹芸能は常設劇場を持たず、各地の会場で公演をおこなうという。

取材・文・写真/岩本和子

  
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