梅田スカイビル展望台、25周年で改装

2018.7.3 11:30

梅田のランドマーク的な存在、梅田スカイビル

(写真13枚)

世界から観光客が訪れ、今や大阪を代表する観光スポットとなった梅田スカイビルの「空中庭園展望台」(大阪市北区)。7月2日に25周年を迎え、建築的な知識を学べ、真っ白な空間で、天井が一部鏡張りとなり空間も写真映えする施設へとリニューアルした。

1993年7月2日に、世界初の連結超高層建築として誕生した同施設。もともとは古代ギリシア世界の『バビロンの空中庭園』から発想を得て、空の中に広がる世界として建築家・原広司氏が設計。また、当時は周辺には大型周辺施設などがなく、インパクトのある市民の集まる大阪の新名所を作ろうと開発されたとか。2008年に英紙の『THE TIMES』で「世界の建築TOP20」に選ばれたのを機に観光客が増加し、今や入場客の約7割以上が海外から。昨年は150万人と過去最高の年間入場者数を記録した。

窓際沿いの天井が鏡張りに、幻想的な空間を楽しめる
窓際沿いの天井が鏡張りに、幻想的な空間を楽しめる

そんな背景を踏まえて、15周年ではカップル向けにリニューアルしたものの原点回帰。原氏の想いや工夫についてのパネルやスケッチ紹介、建築時のリフトアップ工法の映像もリニューアルし、「アーキテクチャ」のコーナーに集約。壁や床を真っ白に統一して本来のコンセプトである「雲の上」の空間を演出。さらに窓際にある天井の一部を鏡張りにし、外の景色が映り込む幻想的な空間に。これまで眺望が主役だったが、施設内も写真を撮って楽しめるようになっている。

「cafe SKY40」のワッフル400円(ドリンクとセットで300円に)。裏側にはザラメがあり、カリッフワッが楽しめる
「cafe SKY40」のワッフル400円(ドリンクとセットで300円に)。裏側にはザラメがあり、カリッフワッが楽しめる

ほかにも海外の観光客が楽しめるよう、ノンバーバルのアニメーションも登場。居心地よく時間をゆったり過ごせるよう、カフェとお土産店もリニューアルし、カフェではスカイビル型のワッフル(400円)がメニューに加わっており、新たな名物となりそうだ。入場料は大人1500円、「海洋堂」が手掛けたオリジナルフィチュア付きのプレミアチケットは大人2000円(なくなり次第終了)。営業時間は午前9時半から午後22時半まで。

「空中庭園展望台」

2018年7月2日(月)リニューアル
住所:大阪市北区大淀中1-1-88 梅田スカイビル39・40F&屋上
営業:9:30〜22:30(最終入場22:00)
料金:1500円、4歳〜小学生700円
電話:06-6440-3855

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