アカデミー賞作家の舞台、最新作が来日

2018.4.12 07:00

舞台『ハングマン』のイメージビジュアル

(写真1枚)

今年度のアカデミー賞で、主演女優賞と助演男優賞を獲得した映画『スリー・ビルボード』。同作で監督&脚本をつとめるマーティン・マクドナーは、もともとイギリスの演劇界で活躍する劇作家だ。日本でも数多く上演されるほど人気が高い彼の作品のなか、未上陸だった舞台『ハングマン』が日本初上演を果たす。

舞台は1960年代のイギリス。元絞首刑執行人で、現在はパブを経営するハリーの元に、怪しい青年・ムーニーが現れる。昔ハリーが刑を執行した、ある死刑囚が起こした事件の真犯人であることを匂わせる彼は、ハリーの娘を店から連れ出すが・・・。

このあらすじだけを読むと単なるサスペンス風だが、その中身はギリギリのジョークと不謹慎な行動の数々に、ついつい笑ってしまうブラックコメディだ。本作は2015年初演で、現時点でマクドナーの最も新しい戯曲。英国最高峰の演劇賞『ローレンス・オリヴィエ賞』の最優秀作品賞を受賞するなど、絶賛された。

日本公演で演出をつとめるのは、過去にマクドナー作品を何度か上演し、相性の良さを発揮している長塚圭史。ハリー役に長塚作品常連の田中哲司、ムーニーは大東駿介と、主に舞台で活躍する実力派の俳優たちが出演する。5月の東京公演を皮切りに全国5カ所を巡演。関西公演は6月15日~17日に、「ロームシアター京都サウスホール」(京都市左京区)にて。チケットは一般7500円、25歳以下が5500円。

文/吉永美和子

舞台『ハングマン』

日程:2018年6月15日(金)〜17日(日)
会場:ロームシアター京都 サウスホール(京都市左京区岡崎最勝寺町13)
料金:一般7500円、25歳以下5500円
電話:075-746-3201

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