大阪の古参劇団、ノンバーバルに初挑戦

2018.1.13 08:00

記者会見で披露した殺陣は、同劇団が得意とするところ

(写真4枚)

1978年に旗揚げされ、俳優の辰巳琢郎や川下大洋、生瀬勝久らを排出した「劇団そとばこまち」が、外国人観光客をターゲットにしたノンバーバルに初挑戦。舞台『幕末』を、1月・2月に大阪で上演する。

座長が変わるごとにそのスタイルも大きく変化してきた同劇団。2011年に7代目座長についた坂田大地は、「座長に就任してからノンバーバル(無言語で表現)の公演をずっとやりたいと思ってた。これまで通常の公演に追われ、なかなか実現できずにいたが、ようやくその機会がやってきた」と期待をふくらませる。

坂田が作・演出を担い、「ほかのノンバーバル作品には創作が多く、私は史実をもとに作りたいと幕末をテーマに。海外の方にも心に響くのではないか」と、物語は新撰組と坂本龍馬によるチャンバラ活劇だ。

7代目座長の坂田大地
7代目座長の坂田大地

「言葉だけで見せる芝居ではなく、言語を超えたところで何かを伝えるノンバーバルの魅力を感じている。いろんな人と触れ合い、感情を共有することができたら」と意気込みを話した坂田。1月は「くいだおれビル」地階にある「道頓堀 ZAZA HOUSE」(1/25〜28)、2月は新世界「朝日劇場」(2/21〜23)と、大阪を代表する観光スポットで上演される。チケットは3000円、チケットぴあほかで発売中。

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