1980年代にイギリスのクラブシーンで盛り上がりを見せ、1990年代に入ると世界的にムーブメントを引き起こした「アシッドジャズ」。その人気を牽引したグループの１つ、インコグニートが11日、「梅田クラブクアトロ」（大阪市北区）でジャパンツアーのスタートを切る。

インコグニートは、ギタリスト兼プロデューサーのジャン・ポール“ブルーイ”モーニックを中心として1981年に結成され、現在もＵＫを拠点に活動する多国籍ジャズ・ファンク集団。アシッドジャズを象徴するトーキング・ラウド・レーベルから「Positivity」など数々の名盤を生み出し、小気味よいリズムに美しいハーモニーが印象的な名曲「Still friend of mine」は、日本でも大ヒットした。

その後もファンキーな音作りと圧倒的なグルーヴでダンス・ミュージックシーンを牽引し続け、いまだその勢いは衰えない彼ら。本ツアーでは、ブルーイがプロデュースを手掛ける注目の新人、ロベルタ・ジェンティーレを引き連れてスペシャル・ステージを届ける。タイトなリズムに分厚いブラス、力強い歌声を体感すれば、往年のファンならずともじっとしていられないはず。大阪公演は11日・19時半開演。チケットは7300円、各プレイガイドで発売中。