映画『覆面ノイズ』で主演、中条あやみ「歌が一番大変だった」

2017.11.25 20:00

劇中では歌うシーンのため、ボイトレに通ったという中条あやみ

(写真5枚)

「褒められるのもなんか変な感じ(笑)」(中条あやみ)

──いずれにせよ、3人の関係には音楽というものが大きく関わってくるわけですが、いや、中条さんの歌が圧倒的にスゴい!

うふふ、本当ですか?

──この映画は、恋愛映画であるのと同等以上に音楽映画ですからね。その音楽がへにゃへにゃなら作品自体が崩れてしまうんだけど、中条さんの歌声ですべてをOKにしてしまう。屋上でマスクを外して歌いだしたあの瞬間、映画内で学校中の生徒たちが唖然としたように観客も唖然とするに違いない。

そうなのかなぁ? 褒められるのもなんか変な感じなんですけども。観るときにはできるだけハードル下げて観て欲しいです(笑)。

──失礼ながら僕も正直、決してハードル上げてませんでした(笑)。でも、こんなに歌で感情表現を爆発させられるとはおみそれいたしました。

うれしいです。でも屋上のシーンはアカペラだったし、特にリズムとか関係なく気持ちをぶつけやすかったので、よりリアルだったのかなぁと。

映画『覆面系ノイズ』© 2017「覆面系ノイズ」製作委員会

──もちろん屋上シーンだけじゃなくて、「in NO hurry to shout;」のボーカルとしてもスゴい。「こりゃあ売れるわ」という説得力がある。

でも、レッスンはスゴく重ねました。実は1度レコーディングし終わったんですよ。でも監督に「なんか違う」って言われて、もう1回録り直したりして。ボイス・トレーニングは撮影が終わっても受け続けてたんで、歌はやっぱり自分にとって一番大変なものでした。

──ボイトレを受けたのは初めて?

ボイトレは初めてです。

「歌はやっぱり大変なものでした」と中条あやみ

──優等生でしょ。あんなに歌えるのなら。

いやいや、そんなことはないです。私、練習しないので怒られてたので(笑)。どうすればより上手くなれるコツとかは先生に教えてもらわないとわからないですし。楽器ならある程度達成感があるんですけど、歌は地道な作業っていうか。

──このバンドの場合、一番重要ですからねボーカルの力は。

みんなを動かすのは、その声なので。

──劇中でニノのボイトレを引き受けるのはミオウ・・・真野恵里菜さんですね。

もともと歌の経験があるし、パフォーマンスもスゴくカッコよくて。

映画『覆面系ノイズ』 Close to me 特別映像

──ニノが歌のレッスンを彼女にお願いするときの土下座、なかなかの衝撃でしたね。そこまでやるかって感じで。

監督に「もっと!」って言われて(笑)。ここまでやられたら、さすがにミオウも困るなと。

──あ、やっぱニノって天然なんだって。

変でしたよね(笑)。

──ゴスロリのコスチュームはどうでしたか? キマリまくってますが。

ゴスロリ(笑)。クオリティが本当に高くて、特注で作っていただいたんです。普段憧れはあっても、あれを着て歩くのって、なかなかできないじゃないですか。あのお洋服を着て、眼帯もして。衣装からその役に入ったってところはありましたね。でも、ああいうの着ると、仮面というかスーパーマンの衣装みたいに無敵になれる、そんな感じはありました。

──中条さん自身はどういう音楽が好きなんですか?

なんでも好きですね。ロックもヒップホップもR&Bもジャズとかも。小さいときから父がずっとクラシック音楽を流していたり、音楽に溢れている家だったので、音感はそういうところから来ているんだろうなと思います。

映画『覆面系ノイズ』

2017年11月25日(土)公開
監督:三木康一郎
出演:中条あやみ、志尊淳、小関裕太、真野恵里菜、磯村勇人、ほか
配給:松竹

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