休館中の横尾忠則現代美術館、再開

2017.11.10 07:00

《責場A》1969年 横尾忠則現代美術館蔵

(写真4枚)

台風18号の建物被害による改装工事のため、10月12日より全館休館していた「横尾忠則現代美術館」(神戸市灘区)が、11月18日より通常どおり開館する。

18日と19日は料金が無料になるほか、キュレーターズ・トークや、舞踏家・大野慶人によるパフォーマンス&レクチャーを開催。休止していた展覧会『横尾忠則 HANGA JUNGLE』は、2018年2月4日まで会期を延長することが発表された。

《Lisa Lyon in Izukogen, March 23, 1984-Ⅱ》1986年 作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)

今回の個展では、新作6点を含む横尾忠則の全版画約230点と、これまでポスターと見なされてきた版画作品約20点の計約250点が展示される。展示方法もユニークで、展示室の壁面が、まるで植物が生い茂るジャングルのように作品で埋め尽くされている。横尾作品の今日的意義を検証するのはもちろん、現代版画の未来まで予見する野心的な展覧会だ。料金は一般700円ほか。

文/小吹隆文(美術ライター)

『横尾忠則 HANGA JUNGLE』

期間:2017年9月9日(土)〜2018年2月4日(日)※月曜休 ※12/31、1/1、1/9休館、1/8開館
時間:10:00〜18:00(金・土曜〜20:00)※入場は閉館30分前まで 
会場:横尾忠則現代美術館(神戸市灘区原田通3-8-30)
料金:一般700円、大学生550円、70歳以上350円、高校生以下無料
電話:078-855-5607(総合案内)

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