大阪でディズニー・アニメーション展覧会

2017.10.7 08:00

《ミッキーのハワイ旅行》より 1937年 ©Disney Enterprise, Inc.

(写真5枚)

ミッキーマウスをはじめとする数々の名作アニメーション映画を世に送り出してきた「ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ」。その歴史をひも解く展覧会が、「大阪市立美術館」(大阪市天王寺区)で10月14日からおこなわれます。

ミッキーマウスの誕生作となった『蒸気船ウィリー』(1928年)から始まり、世界初の長編カラーアニメーション映画『白雪姫』(1937年)、そして『ピノキオ』(1940年)、『ファンタジア』(1940年)といった名作が次々に生み出されます。これらの制作年が昭和初期というのは驚き以外の何物でもありませんが、その背景に「マルチプレーン・カメラ」などの独自技術の開発があったことを忘れてはいけません。

《ふしぎの国のアリス》より 1951年 ©Disney Enterprise, Inc.

1950年代〜60年代には『ふしぎの国のアリス』(1951年)、『101匹わんちゃん』(1961年)などの名作を立て続けに発表。以降はCGをはじめとするデジタル技術を積極的に導入し、『リトル・マーメイド』(1989年)、『美女と野獣』(1991年)、『ライオン・キング』(1994年)などの大ヒット作が生まれました。そして21世紀以降も、『塔の上のラプンツェル』(2010年)、『アナと雪の女王』(2013年)、最新作『モアナと伝説の海』(2016年)など、誰もが知る名作のオンパレードです。

《アナと雪の女王》より 2013年 ©Disney Enterprise, Inc.

本展では、原画、スケッチ、コンセプトアートなどの作品約500点を通して、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの約90年にわたる歴史を知ることができます。1枚の絵を動かし、命を吹き込む魔法と、それを支えたイマジネーション&イノベーションを感じ取ってください。

文/小吹隆文(美術ライター)

『ディズニー・アート展 いのちを吹き込む魔法』

期間:2017年10月14日(土)~2018年1月21日(日)※月曜休(12/25・1/8開館、12/28~1/2休館)
時間:9:30~17:00 ※入館は閉館30分前まで 
会場:大阪市立美術館(大阪市天王寺区茶臼山町1-82)
料金:一般1600円、大高生1200円
電話:06-4301-7285(大阪市総合コールセンターなにわコール 8:00~21:00 無休) 

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