京都で、エリック・カールの絵本展

『はらぺこあおむし』別案原画、1984年、エリック・カール絵本美術館 ©1969 and 1987 Eric Carle
『はらぺこあおむし』(1969年)で有名な絵本作家、エリック・カールの展覧会が、7月29日から「美術館「えき」KYOTO」(京都市下京区)でおこなわれています。
エリック・カールは、1925年にニューヨークで、ドイツ人の両親のもとに生まれました。6歳の時に家族でドイツに移住し、16歳でシュトゥットガルト州立芸術アカデミーに入学、グラフィックデザインを学びます。卒業後はドイツでの活動を経てニューヨークに戻り、絵本作家レオ・レオニの紹介でニューヨーク・タイムズのグラフィックデザイナーとして勤務。その後フリーになり、子ども向けテキストの挿絵を担当したのを機に、絵本作家になりました。『はらぺこあおむし』のほか、『1.2.3.どうぶつえんへ』(1968年)、『パパ、お月さまとって!』(1986年)などの代表作があります。

彼の作品の最大の特徴は、そのカラフルな色彩感覚でしょう。ニスで下塗りした薄紙に着色して色紙を作り、それらを切り抜いて貼り付けていくコラージュを用いています。この手法により、紙に着色するよりも軽やかで発色が良く、透明感のある独自の世界を確立したのです。

本展では、動物、旅、家族など4つのテーマで約130点のエリック・カールの世界を展観するほか、彼自身の生い立ち、初期作品、舞台美術など、絵本以外のテーマにも迫ります。また、絵本や本展限定のオリジナルグッズなど、物販が充実しているのもうれしいところ。子どもから大人まであらゆる世代に愛されている絵本ワールドを楽しんでください。
文/小吹隆文(美術ライター)
『エリック・カール展 絵とともに、あゆんだ道。』
期間:2017年7月29日(土)〜8月27日(日)
時間:10:00〜20:00 ※入館は19:30まで 会期中無休
会場:美術館「えき」KYOTO(京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
ジェイアール京都伊勢丹7F隣接)
料金:一般800円、大高生600円、中小生400円
電話:075-352-1111(ジェイアール京都伊勢丹大代表)
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
【大阪・関西万博2025】最新情報まとめ!地元編集部が取材してわかった、人気グルメから穴場スポットまで
NEW 1時間前 -
まさに旬!大阪難波のホテルで白桃アフタヌーンティー[PR]
NEW 2025.7.1 12:00 -
大阪スイーツビュッフェ・リスト2025年版、ホテルで甘いものを満喫
NEW 2025.7.1 11:00 -
ホテルで贅沢に…大阪アフタヌーンティー2025年完全版
NEW 2025.7.1 09:00 -
【カメリア・マキの魔女占い】2025年下半期の運勢は?
NEW 2025.7.1 00:00 -
大阪のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.6.30 11:00 -
神戸のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.6.30 11:00 -
「街ナカ」ホテルスタッフ、OMOレンジャーを直撃![PR]
2025.6.28 10:00 -
京都駅から約16分で行ける!宇治で5時間鬼スケ旅[PR]
2025.6.27 07:00 -
大阪土産で会話も弾む!ガンダム、限定味…駅近の最新菓子[PR]
2025.6.20 07:00 -
京都・貴船&高雄のおすすめ川床、ランチからカフェまで【2025年】
2025.6.19 12:00 -
万博から30分…大阪の駅近ホテル、快適すぎた[PR]
2025.6.12 07:00 -
京都・川床おすすめランチ&ディナー、鴨川・貴船・高雄エリア別【2025年】
2025.6.11 15:00 -
奈良のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.6.6 16:30 -
京都・滋賀のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.6.5 11:00 -
神戸のホテルで贅沢に、アフタヌーンティー2025年最新版
2025.6.4 11:00 -
京都のホテルで楽しむ、アフタヌーンティー2025年最新版
2025.6.3 12:00 -
Olive LOUNGE船場でつながるイイ関係。[PR]
2025.5.30 17:00 -
万博・今だけの1杯も!大阪の巨大公園でイベント[PR]
2025.5.28 11:00 -
華やかスイーツ!大阪のいちごビュッフェまとめ・2025年版
2025.4.10 11:00 -
淡路島の観光&おでかけ&グルメスポット、2025年最新版
2025.4.2 19:30