No1コメディエンヌに贈るエミィ賞設立

2017.6.7 17:00

関西が生んだ稀代のコメディエンヌ・牧野エミを称えて『エミィ賞』を創設。左から実行委員の東野、升、わかぎ

(写真3枚)

関西で小劇場ブームがおこった1980年〜1990年代に活躍した女優・牧野エミ。2012年に53歳の若さで他界した彼女の名前を冠につけた『エミィ賞 グランプリ』が、11月20日に「近鉄アート館」(大阪市阿倍野区)で開催される。

俳優の升毅、放送作家の東野ひろあきをはじめ、わかぎゑふ、松尾貴史、川下大洋らが実行委員を設立。なかでも升は劇団・売名行為、劇団MOTHERと、牧野とは長く一緒に活動してきた仲間。5日に開いた会見で、「葬式の後にみんなで集まって、来年の命日も集まれればいいよねって。昨年11月まで『エミちゃん祭り』を4回開催しました。そのなかで『エミィ賞』なんてどうだろうと。ファッショナブルで、ダンスが踊れて、おもしろいことができて、そういう女優さん最近いないよね。そんな牧野エミをリスペクトして昨年出し物としてやってみた」と話す。

売名行為のファイナルも、マザーの旗揚げもここ「近鉄アート館」で。「稽古をしたがる牧野をいかにごまかして稽古しないかとか、いろんなことを思い出す」と升
売名行為ファイナルも、マザー旗揚げもここ「近鉄アート館」で。「稽古をしたがる牧野をいかにごまかして稽古しないかとか、いろんなことを思い出す」と升

昨年は周囲に声がけをして参加者を募ったが、今回からは広く全国から公募。東野は、「『エミィ賞』はコメディエンヌ。ポイントとしてはいわゆるシュッとしたおもしろい女優さんを選ぼうと。ピン芸大会ではないので女性5人でやってもいいでしょう。ただし、フィーチャーするのは1人だけ。それを応援する誰かはいてもいいと。そういう意味で、作品賞も設けました」。エントリーはYouTubeへの投稿、その後予選会を通過した6組が決勝に勝ち進む。

パフォーマンスは歌、ダンス、コント、お芝居、パントマイム、落語・・・なんでも可。升は、「あんまりおさまってない方、出し物が良いな。それこそコント100連発みたいな潔さ、勢いだったり、そういう型破りな人が楽しみ」と期待する。決勝では観客にも投票権が与えられ、受賞者にはトロフィーと副賞が用意されるという。エントリーは7月20日から公式サイトにて。本選会のチケットは3000円、チケットは公式サイトで10月22日に発売される。

『エミィ賞グランプリ2017』本選会

日程:2017年11月20日(月)
会場:近鉄アート館(大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43)
料金:前売3000円、当日3500円
電話:06-6622-8802
チケットは2017年10月22日(日)より発売

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