大阪キタの名ハコ、バナナホール復活

2017.5.12 08:00

バナナ名物の樽とともに、代表の高木健至さん

(写真4枚)

音響や照明にも旧バナナホールを支えてきたスタッフが集結し、あらゆるジャンルに対応してきたバナナホールならではの音の良さは健在。また、「出演者の人たちにとっていかに使いやすいかどうかを第一に考えてきた」という高木さんの言葉通りに、ステージと直結した楽屋の快適さ(※写真参照)とともに、以前と同様にピアノが常設されるようになることもミュージシャンにとっては嬉しいところ。すでにBEGIN(5/20チケット発売)をはじめとして、RYO the SKYWALKERらが出演するダンスホール・レゲエのイベントやアイドルのライブなども続々と決定しており、大阪・キタの音の発信源として改めて存在感を増してくるに違いない。

「出演者に快適に過ごしてもらいたい」と力を入れた楽屋
「出演者に快適に過ごしてもらいたい」と力を入れた楽屋

──今後のスケジュールの本格化が楽しみですが、新生バナナホールならではの特徴などを改めて聞かせてもらえますか?

今富「ライブハウスなのでもちろん音楽がメインなんですけど、飲食にも力を入れたいですね。以前のバナナホールは実際にメニューにステーキやコース料理もあったり、ボトル・キープも出来ましたんで。しっかり美味しいものを食べたり飲んだりしながら、いいライブも楽しめるという形にしていければと思っています。キャパ的にもオールスタンディングで500人という規模は今の大阪になかったですし、椅子を出して230、テーブル席で約130にも出来るので、アコースティック系の落ち着いて聴く音楽は、テーブル席でお酒や料理と一緒に楽しんでもらえます」

八城「ライブに合わせてメニューも変えていければと考えていまして。スタンディングの時でも300円フードと600円フードを用意して、600円のチケットでドリンクに替えてもらってもいいし、300円フードを2つ選ぶこともできるようにして、食べてもらえる雰囲気を作ろうと思っています」

広々としたステージ。ロゴや照明の一部などは元の場所から引き継ぎ、懐かしさも
広々としたステージ。ロゴや照明の一部などは元の場所から引き継ぎ、懐かしさも

──では、最後は代表の高木さんからお願いします。

高木「これまでに縁のあったミュージシャンはもちろんですが、前のバナナホールには出ていなかったような、新しい人にもドンドンと出演してほしいと思っています。こっちも刺激になりますし、出演する側も来たことのない小屋でやるというのはものすごくテンションが上がることだと思うので。どういう方向性でいくかはまだわからないですけど、バナナホールでしか体験できない音というか、出演者もお客さんも今までに聴いたことのないような音を出せるハコにしていければと。前のバナナホールは25年続けましたので、ココでは少なくとも30年はやろうと思ってます(笑)」

「LIVE HOUSE バナナホール」

住所:大阪市北区堂山町1-21 モンテビルB1
電話:06-6809-3016

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