中川&飯豊で実写映画化「きょうのキラ君」

「大志君って、フリーWi-Fiみたい」(飯豊まりえ)
──そのあたり、飯豊さん演じるニノに助けられた部分も大きいんじゃないですか?
中川「あります。まりえちゃん自身も、そりゃ大変だっただろうし、辛いこともあっただろうけど、そういうのは一切現場では見せず、どんなときもいつも笑っていて、本当にニノのように現場にいてくれて。映画を撮ってた期間、ぶれずにニノでいてくれたので、すごく安心してお芝居できました」
飯豊「えぇ〜、そんなことしましたっけ(笑)。私はどちらかというと、(中川が)悩んでるときはそっとしておこうって。もともと仲がいいので、あえて距離感を取っていた部分もあって。私はおしゃべりが好きなので、現場でも話したかったけど、今回は恋人役だったので、逆に距離を取ってましたね、ある意味。そういうところは確かに気にしてました」
──相手役が中川さんで助かった部分もありました?
飯豊「すっごい助けられました。デートのシーンなんて、台本はありますけど、基本は自由演技だったので、テンションの持っていき方とかすごく救われました。あと、私は長い説明セリフがあったんですけど、間違っても怒らないし(笑)」
中川「怒らないよ(笑)」
飯豊「やっぱり大志君がいるだけで、みんな和みますね。歩くWi-Fiみたいな。車に乗ってるときに思ったんです、『大志君って、フリーWi-Fiみたいだなぁ』て(笑)」
──Wi-Fi?
中川「なんか、Wi-Fiが通っているところって、うれしいじゃないですか。安心感があって。誰がWi-Fiや!」
飯豊「ハハハ(笑)。現場にいるみんなが好きですからね、中川大志君のこと」
中川「違う、違う、違う! 平和が好きなんです。現場がトゲトゲした雰囲気になるのがイヤなんで、僕はなるべく楽しくというか。今回は同世代ばかりだし、芝居以外のところでもみんなを引っ張っていきたいというか、盛り上げたいと思っていたんですけど・・・正直、全然余裕がなくて。だから、一生懸命お芝居をして、そこでみんなを引っ張っていくしかないなと思って。スタッフさんにも、まりえちゃんらにもすごく助けてもらいました」

──飯豊さんらはそれもちゃんと見てますよね。
飯豊「はい!お芝居、すごい良かったです。それで引っ張ってもらいました」
──今回、キラが教室のカーテンのなかにニノを引き入れてキスする「カーテンの刑」というシーンもありましたが、おふたりにとって印象に残っているシーンはなんですか?
飯豊「私は、キラ君に『すげえじゃん、お前』って言われるシーンですね。2人の恋が始まる前の、あの雰囲気が良かった。そこがキュンとする感じでした。ああいう初恋シチュエーションは憧れです」
中川「僕はすごく頭にも残ってるし、体でも覚えているのが、ニノに初めて想いを伝えた誕生日会の後のシーンです。あのシーンはすごく寒くて、過酷な状況だったんですけど、初めてキラが自分の弱さを他人に見せるシーンで。あそこから2人の物語が始まるので」
──あそこからキラが変わりますよね。
中川「自分にとっても大事な、印象に残っているシーンで。裸にもなったし、寒かったですね(笑)。ちょうど1年前の今頃で、めちゃくちゃ寒かったんですよ」
──個人的に印象的だったのが、予告編でもあった・・・。
飯豊「あっ、『チュー、していいっすか?』ですか?」
──あのシーンの、飯豊さんの中川さんへの寄り方がすごく可愛くて。
飯豊「あぁ。あそこのシーン、いいですよねぇ」
中川「そうそう。あの後、キラがいなくなって、3人が取り残されるシーンも好きなんですよ。自分が出てないんですけど、ニノが『逃げるなら今だよ』って言われて」
飯豊「あそこはホントにきつかった(苦笑)、天国に一番近い恋でしたね」
中川「僕はあのシーンが一番かもしれないですね」
──なるほど。今回、少女コミックが原作だけに、高校生や中学生の方が一番観客としては多いと思うんですが、大人が観てもなんかこう、キュンとなるような映画でした。おふたりがキラとニノを演じたのが、すごく大きかったと思います。
飯豊「わぁ、うれしい!それが一番うれしい!」
中川「うれしいよね。守りたくなる、応援したくなるような2人を演じられて。良かったです。ぜひ大人の方にも観てもらいたいです!」
映画『きょうのキラ君』
2017年2月25日(土)公開
監督:川村泰祐
出演:中川大志、飯豊まりえ、葉山奨之、平 祐奈、三浦理恵子、安田 顕、ほか
配給:ショウゲート
TOHOシネマズ梅田ほかで上映
© 2017「きょうのキラ君」製作委員会
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
【大阪・関西万博2025】最新情報まとめ!地元編集部が取材してわかった、人気グルメから穴場スポットまで
NEW 21時間前 -
淡路島の「日本酒」に注目!秋の旬と味わう旅へ[PR]
2025.10.10 17:00 -
大阪アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.10.8 11:00 -
京都アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.10.8 11:00 -
港町の心地よさに浸る、OMOろい旅 in 函館[PR]
2025.10.7 16:00 -
大阪・関西ランチビュッフェ2025年版、ホテルの食べ放題を満喫
2025.10.7 11:00 -
大阪スイーツビュッフェ・リスト2025年版、ホテルで甘いものを満喫
2025.10.6 00:00 -
現地取材で発見!知らなかった宇治の魅力【2025年最新版】
2025.10.1 08:30 -
なぜこんなに「宇治抹茶」が世界的に人気なのか?[PR]
2025.9.30 08:00 -
写真を撮って…豪華賞品ゲット!期間限定コンテスト[PR]
2025.9.29 19:00 -
話題の新作ノンアルビール、飲んでみた[PR]
2025.9.24 11:30 -
OsakaPointでおいしくたのしく大阪めぐり[PR]
2025.9.22 17:00 -
万博・ポーランド館で人気、現地さながらの体験とは?[PR]
2025.9.12 13:30 -
万博で日本一やかましい祭!?三重の魅力を1日で堪能[PR]
2025.9.12 07:00 -
神戸アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.29 10:00 -
大阪から行く高知のおでかけ・グルメ2025最新版
2025.8.22 17:00 -
大阪ビアガーデン2025年版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.22 12:00 -
京都・滋賀のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.23 13:00 -
奈良のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.15 15:00 -
関西のおすすめ音楽フェス・2025年最新版
2025.7.9 09:00 -
【カメリア・マキの魔女占い】2025年下半期の運勢は?
2025.7.1 00:00