綾野剛「大阪に生まれ直させてもらった」

2017.1.28 16:03

映画『新宿スワンⅡ』の舞台挨拶に登場した綾野剛(28日・大阪市内)

(写真4枚)

映画『新宿スワンⅡ』の大ヒット御礼舞台挨拶が28日、大阪市内でおこなわれ、主演の綾野剛が登場。誕生日プレゼントを楽屋に持ってきた落語家・桂南光もサプライズで登壇し、その大阪のあたたかい歓迎ムードに綾野は自身の生き様について思わず吐露した。

「これまで、人のことを信じられず生きてきたというか。どちらかというと、露骨に嫌いな方だったんですよね。仕事以外はまったく表に出ないこともあったんですけど、いろいろ紆余曲折して、『クローズZEROⅡ』という作品で小栗旬くんや山田孝之らに出会って。すごい熱量で戦っている人間が、こんなにたくさんいるんだと。もともと、子どものころはすごく人が好きだったはずなのに、いつからか孤高であることのナルシズムが強くなり過ぎて。斜に構えている方がかっこいいんじゃないか、挨拶をできない方がそれっぽく見えるんじゃないか、とか。非常に表層的な部分だけで表現をしていたような気がします。若さゆえと言ってしまえば、それまでですけども、そのときはそれが精一杯の表現だったんですよね、自分にとって」

先日誕生日を迎えた綾野に贈られた、『新宿スワンⅡ』の主人公・白鳥龍彦を模したケーキ(28日・大阪市内)
先日誕生日を迎えた綾野に贈られた、『新宿スワンⅡ』の主人公・白鳥龍彦を模したケーキ(28日・大阪市内)

そして、その転換期のひとつとなったのが、綾野にとって初めて大阪で撮影した連続テレビ小説『カーネーション』(ヒロイン・尾野真千子の恋人役で出演)だったという。

「そのとき、(自分がいかに)人を好きか認めさせられたというか。人生は人だと、言い切って生きていこうと、そう思えたんです。どんな死に方よりも、どんな生き方が重要か、それを根っこから教えてくれたのが大阪という街でした。ホントに大阪の方々に、自分は生まれ直させてもらったと思っています。改めて今日こういう場で、(南光が)なかなかプライベートでお時間取れないなか来てくださって、わざわざ(舞台にも)上がってくださって、それを観客のみなさまも受け入れてくださって、ホントに感謝しています!」

舞台挨拶では終始、「大阪はあったかいですね、やっぱり。めっちゃうれしいです」と笑顔を絶やさなかった綾野剛。大阪の空気が後押ししたのか、役者としてさらなる飛躍を予感させる舞台挨拶となった。映画は現在、大ヒット公開中。

映画『新宿スワンⅡ』

2017年1月21日(土)公開
監督:園子温
出演:綾野剛、浅野忠信、伊勢谷友介、山田優、豊原功補、吉田鋼太郎、椎名桔平
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
TOHOシネマズ梅田ほかで上映

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