関西の戯曲賞 新顔2人が受賞コメント
2016.12.16 07:00

「受賞の喜びは、ずっとお世話になった水沼健(MONO)さんに一番に伝えたい」と福谷(左)。「今回の戯曲は自分の家族の話をベースにした」と橋本(6日、吹田市文化会館メイシアター)
(写真2枚)
関西で活動する劇作家を対象とした「OMS戯曲賞」。12月6日に発表された第23回において、初ノミネートで受賞を果たした大賞・福谷圭祐と佳作・橋本健司から喜びのコメントが届いた。
受賞直後のあいさつで「この受賞が不幸にならないように」と発言した福谷は、自身の劇団・匿名劇壇で上演した作品『悪い癖』で受賞。「受賞はもちろん嬉しいですけど、ほかの候補者と比べて自分が特別優れているとはまったく思わないと自戒しておかないと。若さあふるる何かを評価されての受賞だと思いますが、今後はそこじゃないところで勝負したい」と謙虚に語った。
また橋本は、劇団・KOINUが上演した受賞作『また夜が来る』が長編2作目。故・深津篤史が主宰した劇団「桃園会」の役者でもあり、「最終候補の中に自分の名前が入っていることすら違和感があったけど、これで『作家と名乗ってもいいのかな』という気持ちにさせてもらいました」と力強い作家宣言が飛び出した。

ここ最近OMSの最終候補作は、ほとんど常連の作家の名前ばかりが並んでいたが、そこに初めて切り込んだ新顔同士が同時受賞を果たしたことは、今後の関西演劇界にも大きな意味を持つだろう。この2人の作品を含め、すべての最終候補作はOMS戯曲賞の公式サイトで閲覧できる。
取材・文・写真/吉永美和子
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