大阪に「人類史上最高のやきもの」来日
2016.12.9 06:00

青磁水仙盆(せいじ すいせんぼん) 汝窯 北宋・11世紀末〜12世紀初 高5.7㎝、口径23.1×15.2㎝ 台北 國立故宮博物院 写真:六田知弘
(写真1枚)
中国の歴代皇帝が愛した名品の数々を所蔵する、台湾の「國立故宮博物院」。同院より、北宋汝窯青磁水仙盆の名品4点と、清朝の皇帝がそれらを手本に作らせた景徳鎮官窯の青磁水仙盆1点が来日し、12月10日から「大阪市立東洋陶磁美術館」(大阪市北区)で公開されます。
いずれも名品ですが、最も注目すべきは汝窯の「青磁無紋水仙盆」です。天青色(てんせいしょく)と呼ばれる典雅な釉色と端正なフォルムを併せ持ち、表面に傷や模様が全くないことから、「人類史上最高のやきもの」と称される神品なのです。
本展ではさらに、大阪市立東洋陶磁美術館が所蔵する1点を加えた計6点が展示されます。たった6点というなかれ。汝窯青磁は現存品が70数点と少なく、国内でまとまった数を見られる機会は二度とないかもしれません。しかもそれらのうち3点は今回が海外初公開です。陶芸ファンならずとも興味をそそられる人が多いのでは。奇跡のように美しい青磁の輝きを目に焼き付けてください。期間は2107年3月26日まで、一般1200円ほか。
文/小吹隆文(美術ライター)
『台北 國立故宮博物院-北宋汝窯青磁水仙盆』
日時:2016年12月10日(土)〜2017年3月26日(日)
9:30〜17:00(12/16〜25は〜19:00)※入館は閉館30分前まで
月曜・12/28〜1/4、1/10、3/21休 ※12/19・1/9・3/20は開館
会場:大阪市立東洋陶磁美術館(大阪市北区中之島1-1-26)
料金:一般1200円、大高生700円
電話:06-6223-0055
※会期中に関連イベントあり。詳しくは公式サイトにて
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
大阪アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.10.31 11:00 -
ミーツ御用達の7店舗で、期間限定の酒祭サーキット[PR]
2025.10.31 09:00 -
「人生最高の一杯」のため、小浜島に飲みに行ってきた[PR]
2025.10.30 20:00 -
神戸クリスマスケーキまとめ2025年、百貨店から高級ホテルまで
2025.10.29 12:00 -
大阪スイーツビュッフェ・リスト2025年版、ホテルで甘いものを満喫
2025.10.28 12:00 -
京都クリスマスケーキまとめ2025年、百貨店から高級ホテルまで
2025.10.28 11:00 -
大阪クリスマスケーキ2025年、高級ホテルから百貨店まで
2025.10.28 10:00 -
活気と人情に満ちた、OMOろい旅 in 東京・大塚[PR]
2025.10.25 09:00 -
未来の「新大阪駅」南エリアを2日間限定で体験![PR]
2025.10.24 16:00 -
BBQなどの体験が、最大56%オフ!?大東市[PR]
2025.10.24 08:30 -
Osaka Pointでおいしくたのしく大阪めぐり[PR]
2025.10.23 16:00 -
華やかスイーツ!神戸のいちごビュッフェまとめ・2026年版
2025.10.20 14:00 -
華やかスイーツ!大阪のいちごビュッフェまとめ・2026年版
2025.10.20 11:00 -
大阪・関西ランチビュッフェ2025年版、ホテルの食べ放題を満喫
2025.10.16 10:00 -
京都「オーバーツーリズムって何?」#空いてる国宝萬福寺[PR]
2025.10.15 18:15 -
【大阪・関西万博2025】半年間ありがとう!地元編集部が取材した人気グルメから穴場スポットまとめ
2025.10.13 11:00 -
淡路島の「日本酒」に注目!秋の旬と味わう旅へ[PR]
2025.10.10 17:00 -
京都アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.10.8 11:00 -
港町の心地よさに浸る、OMOろい旅 in 函館[PR]
2025.10.7 16:00 -
現地取材で発見!知らなかった宇治の魅力【2025年最新版】
2025.10.1 08:30 -
なぜこんなに「宇治抹茶」が世界的に人気なのか?[PR]
2025.9.30 08:00


トップ
おすすめ情報投稿
Lmaga.jpとは
ニュース
まとめ
コラム
ボイス
占い
プレゼント
エリア






人気記事ランキング




写真ランキング







ピックアップ







エルマガジン社の本

