芦屋で「思考」がテーマの現代アート

前谷康太郎《seasons 2012》 2012年 2分 ビデオインスタレーション CRTモニター×18、フレーム、DVDプレーヤー×4、ビデオスプリッター 作家蔵 ※参考図版
『art trip vol.02 この世界の在り方 思考/芸術』が、12月10日から「芦屋市立美術博物館」で開催されます。この展覧会は、ものの見方、とらえ方を再考する今日的なテーマの現代美術展です。
先日のアメリカ大統領選挙やブレグジット(Brexit:英国のEU離脱問題)では、大方の予想とは逆の結果が出て、世論調査と報道のあり方に大きな疑問符が付きました。同じものを見ていても、それぞれの立場によって評価がまったく違っていたということでしょう。これからの世の中は、各自がより思考力を研ぎ澄ませる必要がありそうです。
本展は政治問題を扱う展覧会ではありませんが、「思考」をテーマにしている点で今日的です。出展作家は、伊藤存、小沢裕子、河口龍夫、前谷康太郎の4名。刺繍、彫刻、アニメーション、映像、光などを駆使する彼らが議論を重ね、自身の作品と館蔵の考古資料や美術作品を組み合わせて展覧会を構成します。
また、会期中にトーク、対談、ライブパフォーマンス、上映会も行われます。目の前に見えるものだけでなく、その向こう側にも思いを馳せることで、世界の捉え方を再考する手掛かりになるかもしれない。そんなテーマを持った展覧会です。期間は2017年2月12日まで、一般600円ほか。
文/小吹隆文(美術ライター)
『art trip vol.02 この世界の在り方 思考/芸術』
日時:2016年12月10日(土)〜2017年2月12日(日)
10:00〜17:00 ※入館は16:30まで
※月曜・12/28〜1/4休 ※1/9開館、1/10休館
会場:芦屋市立美術博物館(兵庫県芦屋市伊勢町12-25)
料金:一般600円、大高生500円、中学生以下無料
※12/25・1/22は無料観覧日
電話:0797-38-5432
※会期中に関連イベントあり。詳しくは公式サイトにて
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