蔵之介も幸せを感じた「1万人の第九」

2016.12.5 15:35

3カ月間練習を重ねた参加者たちが、全国から集合

(写真4枚)

師走恒例の第34回『1万人の第九』が、大阪城ホール(大阪市中央区)で12月4日に開催。世界で活躍する佐渡裕が指揮し、全国の6歳から92歳までが合唱に参加した。

世界で注目を集めるフランス人ピアニスト、リュカ・ドゥバルグと、シラーの詩を朗読した佐々木蔵之介は同イベントに初参加。音楽と感動に満ちあふれる独特な空間についてドゥバルグは、終演後の記者会見で「エキサイティングで、あっという間だった。ベートーヴェンを1万人で歌うというびっくりするようなプロジェクトで、もしベートーヴェンがこれを聞いたら非常に驚くと思う」とコメント。また佐々木は、「2カ月くらいずっと第九を聴きながら過ごしたが、今日の本番はそれとは全く違った非日常の空間で、魂やエネルギーに包まれて幸せを体で感じることができた」と、役者としてコンサートに参加できたことへの感謝を述べた。

第九の原詩であるシラーの「歓喜に寄せて」の翻訳バージョンを朗読した佐々木蔵之介
第九の原詩であるシラーの「歓喜に寄せて」の翻訳バージョンを朗読した佐々木蔵之介

これまで指揮を18回つとめた佐渡裕は「自分の持っているものを全力でしぼりきって、今の自分でできる最高の本番だった。リトル・グリー・モンスターやリュカ・ドゥバルグなど若い世代が出演し、ジャンルも世代もこえてつながった。佐々木さんの朗読も素晴らしく、第九の歌詞が持つメッセージが深く届いたと思う」と喜びを表現した。当日の内容は、『1万人の第九~発見!理由(ワケ)ありクラシック』(MBS)で12月23日・13時55分から放送される。

世界で活躍する佐渡は、第九そのものは200回以上も指揮している
世界で活躍する佐渡は、第九そのものは200回以上も指揮している

『1万人の第九〜発見!理由(ワケ)ありクラシック』(MBS)

日時:2016年12月23日(祝・金)・13:55〜
出演:国分太一、佐渡裕、ハリセンボン(近藤春菜・箕輪はるか)、三戸なつめ、羽鳥慎一、渡辺直美

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