京都の小劇場出身の吉岡里帆、初メジャー舞台に「心が折れた」

2016.11.30 20:45

ドラマ『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』(火曜夜9時)に出演中の女優・吉岡里帆が、29日にカンテレでおこなわれたトークイベントに登場。終了後には記者会見も実施し、ドラマの話のほか、まもなくスタートする舞台『ナイスガイ in ニューヨーク』について語った。

出演中のドラマのイベントに登場した女優・吉岡里帆(29日・カンテレ)
出演中のドラマのイベントに登場した女優・吉岡里帆(29日・カンテレ)

NHK連続テレビ小説『あさが来た』(2015年)でヒロインの親友・田村宜(のぶちゃん)役を演じ、一躍脚光を浴びた吉岡。今年に入ってからは3期連続でドラマに出演、今もっとも注目を集める若手実力派女優といわれているが、彼女が女優を目指すきっかけとなったのが、高校3年生のときに観た小劇場の舞台『銀ちゃんが行く』(つかこうへい作)。以来、地元・京都で数々の小劇場の舞台に客演し、経験を重ねてきた。

それだけに、「サンケイホールブリーゼ」(大阪市北区)で始まる舞台『ナイスガイ in ニューヨーク』(12月2日〜4日)は、吉岡にとって初のメジャー(商業)舞台で、大きなチャレンジ。今回のドラマで共演している、舞台経験の豊富な吉田羊にも相談したという。

「初めての商業舞台なんですが、稽古がすごく大変で。心がさっそく折れてしまって、今までやって来たことが歯が立たないという現実があって。こわくて、こわくて。どうしても緊張して、稽古場に行くだけで手汗が出て、ドキドキして。ドラマのなかでもそうなんですけど、私は羊さんが大好きで、ついつい頼ってしまって・・・甘えてます」

「私がやってきたのは小劇場で、今回は800人収容の大きなハコ。大勢の人に小さな身体でどうやってエネルギッシュにお芝居するのか、途方もない挑戦であって。その緊張とプレッシャーに押しつぶされちゃって、なかなか思うように自由にお芝居ができなくて。あと、今度やるのが怒りっぽいキャラクターなんですけど、怒っていながらもチャーミングに見せるにはどうしたらいいかとか。(吉田羊には)そういうことを相談してます」

イベント終了後の会見では、ルーツである舞台への想いについても語った吉岡里帆(29日・カンテレ)
イベント終了後の会見では、ルーツである舞台への想いについても語った吉岡里帆(29日・カンテレ)

数々の映画・ドラマで好演し、2016年にブレイクを果たした彼女だが、この舞台『ナイスガイ in ニューヨーク』こそ、今年最大の正念場。吉岡は「演出家も言ってましたが、内側から出るエネルギーが大事。一度自信を無くしましたが、大きな声で自信をもってやります」と力強く語った。舞台には井上芳雄、間宮祥太朗らも出演する。

『ナイスガイ in ニューヨーク』

原作:ニール・サイモン「カム・ブロー・ユア・ホーン」
上演台本・演出:福田雄一
出演:井上芳雄、間宮祥太朗、吉岡里帆、愛原実花、石野真子、高橋克実

日程:2016年12月2日(金)~4日(日)
会場:サンケイホールブリーゼ
料金:S席11500円、A席9000円
電話:06-6341-8888(ブリーゼチケットセンター)

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