東啓介、舞台「弱虫ペダル」で初主演

2016.9.21 07:00

大阪のイメージは、「笑いに厳しいのかなと思ってたんですが、意外と温かくて安心しました(笑)」と話す東啓介

(写真7枚)

コミック累計発行部数が1500万部を超える、大人気自転車ロードレース漫画を原作とした舞台『弱虫ペダル』。2012年の初演からシリーズ8作品を重ね、今回9作目となる「箱根学園(ハコガク)新世代、始動」が9月から10月にかけて東京・大阪で上演される。本作で初めて主演をつとめる期待の若手俳優・東啓介に話を聞いた。

デビュー作は2013年のミュージカル『テニスの王子様』。身長187cmのスラリとしたスタイルに端麗な容姿で目を引くが、元々は「テニスのインストラクターを目指していた」と語る。「小学校から高校までテニスをしてきたんですが、怪我をしてできなくなって・・・。で、何も目標が見つけられなかったときに、友だちが『別の場所でもテニスできるかもよ』って、オーディション雑誌を持ってきてくれて」とデビューのきっかけを振り返る。その後、舞台に立つうちに「時間を割いて来てくださる観客のみなさんに、元気や活力を与えたい」と、役者としての意識も高まってきたという。

長身を活かし、今後も活躍の場を広げるという東啓介
長身を活かし、今後も活躍の場を広げるという東啓介

舞台『弱虫ペダル』へは、今年3月にシリーズ第8弾の「総北新世代、始動」で初出演。主人公・小野田坂道が在籍する総北高校のライバル校、箱根学園(ハコガク)のエース・葦木場拓斗役を東は演じ、今回はそのハコガクがフィーチャーされる。「稽古は1日9時間、走りっぱなし。(本物の)自転車には乗らずに、ハンドルだけ持ってマイムで見せる方法で、最初のころは相当苦労しました。脚本・演出の西田シャトナーさんに『君には何ひとつ情景が見えていない!』って言われたことも。お客さまの想像力で成立する作品なので、演じる僕らがしっかり見えていないといけない。そして必死に汗をかくことで、風を感じたり、山を登っている情景が浮かんでくる。そこが舞台ならではの面白さ」と話す。

「お客さまを交えた笑いもあるので、反応が楽しみです」と大阪では客席のリアクションも楽しみだという
「お客さまを交えた笑いもあるので、反応が楽しみです」と大阪では客席のリアクションも楽しみだという

大阪公演は、10月7〜10日に「オリックス劇場」(大阪市中央区)で。チケットは6,800円、ローソンチケットで販売中。

取材・文/黒石悦子、撮影協力/梅田ジョイポリス

舞台『弱虫ペダル』~箱根学園新世代、始動~

原作:渡辺航「弱虫ペダル」(秋田書店『週刊少年チャンピオン』連載)
演出・脚本:西田シャトナー
出演:東啓介、河原田巧也、秋元龍太朗、谷水力、兼崎健太郎、飯山裕太、前田剛史、木戸邑弥、佐藤祐吾、鯨井康介、八島諒、宮崎秋人、ほか
日程:2016年10月7日(金)〜10日(祝・月)
会場:オリックス劇場(大阪市西区新町1-14-15)
料金:6,800円(全席指定)
電話:0120-577-405(マーベラス ユーザーサポート、平日11:00〜17:00)

©渡辺航(週刊少年チャンピオン)2008/「弱虫ペダル」GR製作委員会2014
©渡辺航(週刊少年チャンピオン)/マーベラス、東宝、トムス・エンタテインメント

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本