新大阪駅に氷柱、家族連れで賑わう

2016.8.12 14:00

おもちゃもゲットできるため、一生懸命氷を溶かす子どもたち

(写真3枚)

大きな氷柱にふれて、楽しく涼んでもらうという試みが8月11日、JR新大阪駅在来線改札内コンコース(大阪市淀川区)で開催。氷柱を溶かせば、なかにあるオモチャをゲットできることから、家族連れを中心にたくさんの人でにぎわった。

今回、お披露目されたのは「矢内商店」(神戸市)が2カ月以上かけて製造した、非常に純度と透明度が高い氷柱2つ。ひとつは「観賞用氷柱」で、「京都鉄道博物館」1周年を記念し、同館で展示されているプラレールや看板などが閉じ込められている。もうひとつの「おもてなし氷柱」は、電車や新幹線グッズといったオモチャが凍らされ、手で氷を溶かせばもらえるというもの。子どもたちは懸命に氷を溶かすも、思ったより溶けないのは氷の純度が高い証拠なんだとか。

氷の純度が高く溶けにくいため、意外とオモチャを手にするのに苦戦する
氷の純度が高く溶けにくいため、意外とオモチャを手にするのに苦戦する

新幹線の発車時刻が迫り、あと一歩のところで「もう電車の時間に間に合わない!」とタイムリミットが来てしまう家族も多数。岡山から里帰りした藤田麻里子さんと湧聖くん(3)は、おばあちゃんと弟が見守るなか、約15分ほど氷を溶かして電車のオモチャをゲット。息子のためにと氷を溶かす一生懸命な姿に、オモチャをゲットした瞬間、スタッフや周りの人たちから拍手が上がるというシーンも。「やったー! 取れたよー!」とうれしそうな麻里子さんは急いで電車に向かっていった。

見事、電車のオモチャをゲットした藤田麻里子さんと湧聖くん
見事、電車のオモチャをゲットした藤田麻里子さんと湧聖くん

氷柱は親子一丸になって氷を溶かすため、おもちゃをゲットできてもできなくてもそれぞれが夏の思い出を刻めたことだろう。翌12日(午前)にも、新神戸駅、大阪駅、京都駅で同イベントが開催された。

取材・文・写真/岡田由佳子

『~見て・触れて感じる「涼」のおもてなし~』

日時:2016年8月11日(祝・木)・9:00〜
場所:新大阪駅・在来線改札内コンコース(15・16番エスカレーター付近)

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