みんぱく一新、約10年越しの工事完了
2016.6.17 6:00

「万博記念公園」(大阪府吹田市)にある「国立民族学博物館」(通称・みんぱく)で6月16日、「中央・北アジア/アイヌの文化」展示がリニューアルオープンした。

鮮やかな色彩が目を引く中央アジアの文化
鮮やかな色彩が目を引く中央アジアの文化画像一覧

同館は、世界のさまざまな民族文化を研究し広く伝えることを目的として1977年に開館。常設展示では世界をエリアごとに分け、衣食住や民族文化を紹介する。展示物にふれたり撮影も可能で、各文化を物語る豊富な展示は「ワンコインで世界旅行気分を味わえる」、と人気だ。2007年に開館30周年を迎えたのを機に、「世界各国の現地に住む人たちの意見を取り入れ、生活感ある展示を」とエリアごとに順次リニューアル。この「中央・北アジア/アイヌの文化」エリアのオープンにより、本館展示のリニューアルが約10年越しに完成した。

モンゴルの住居・ゲルは内部にも入れる。最近は太陽光発電やパラボラアンテナが普及しているのだとか
モンゴルの住居・ゲルは内部にも入れる。最近は太陽光発電やパラボラアンテナが普及しているのだとか画像一覧

カザフスタンやウズベキスタン、モンゴル、ロシアなどを指す中央・北アジア地域は、日本から距離的には近いがアクセスが悪く、ヨーロッパに行くより時間がかかる場所もある。同館の池谷和信教授は、「中央・北アジアは行きにくく研究者も少ない。だからこそ、『みんぱく』が日本でいちばん、この地域の文化に豊富にふれられる場所ではないか」と胸を張る。中央アジアの陶器や衣装のきらびやかな装飾、自然とともに生きる北アジアの素朴な狩猟・遊牧文化にはきっと心動かされるはずだ。

アイヌの伝統的家屋・チセを復元したもの
アイヌの伝統的家屋・チセを復元したもの画像一覧

新展示オープンを記念し、6月から7月にかけて中央・北アジア地域の民族音楽コンサートや映画上映など、さまざまなイベントが開催。12月からはアイヌ文化のイベントが行われる。詳細は公式サイトにて。

取材・文・写真/合楽仁美

「国立民族学博物館」

住所:吹田市千里万博公園10-1
時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)※水曜休(祝日の場合は開館、翌日休)
料金:一般420円、高校・大学生250円、小・中学生110円(一部特別展は要別途)
電話:06-6876-2151
URL:http://www.minpaku.ac.jp/

  
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