岩田剛典「夢がひとつ叶った瞬間」

『図書館戦争』シリーズや『阪急電車』などで知られる作家・有川浩のベストセラー恋愛小説を実写映画化した『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』。有川作品のなかでも、特に胸キュン度高い作品で主演をつとめるのは、EXILEと三代目J Soul Brothersのパフォーマーを兼任する岩田剛典と、連続テレビ小説『とと姉ちゃん』主演の高畑充希という、今もっとも旬な2人。多忙を極めるなか、キャンペーンのために大阪を訪れた岩田剛典をキャッチ。直撃しました。
写真/渡邉一生
「いいチャレンジになるなと」(岩田剛典)
──初の主演映画ということですが、最初にオファーを受けたときはどんな思いでしたか?
そうですね。初主演ということでお話をいただけたのはすごくうれしかったですし、この原作の実写化映画ということも光栄でした。
──なんでも、映画のプロデューサーが三代目J Soul Brothersのライブで、モニターに映っている岩田さんの笑顔を見て「決めた!」と。
そういう意味でも、自分にとって運命的な作品に出合えた気がしますね。
──ライブのときって、笑顔って意識してたり・・・?
いやいや、まったく(笑)。
──出演の大きなきっかけとなったナチュラルな笑顔、劇中でもふんだんに観ることができますが、まず映画の台本を読んだときはどうでした?
(岩田演じる)日下部樹は、王子さまみたいな決めセリフも多かったですし、こういう役柄って今までやったことなかったので、自分に演じきれるかなと。最初は少し不安になりましたけど、今はお芝居に関しては、何でも挑戦したい時期でもあるので、逆にいいチャレンジになるなと。トータルでは、期待の方が大きかったですね。
──やりたいと言っても、やらせてくれるような役ではないですし。
ホントにそう思います。やっぱり、今の自分のタイミングとか年齢とか、いろんなものが重なってないといただけないと思うので。

──撮影現場の雰囲気はどうでしたか?
映画の世界観と似たような、すごくほっこりというか、ほのぼのとした撮影現場でしたね。
──映画の全体のトーンとしてはファンタジーに近いんですが、ディテールが丁寧に描かれている分、単なる夢物語で終わらない良さがありました。
たしかに。やっぱり、(高畑充希演じる)さやかとの出会いなど含めて、ファンタジーの要素がすごく含まれている作品だと思うんですけども、そんななかでも、リアリティに富んでる生活感あふれるシーンもあったりするので、そのバランスがこの映画の魅力になってる気はします。
──そのリアリティという点で、印象に残っているシーンはありますか?
僕はやっぱり、さやかと一緒に料理を作るシーンですね。わりとアドリブ芝居のところもあったので。初号試写を観させてもらったとき、すごく自然なシーンに仕上がってるなぁと思いましたし。好きなシーンのひとつですね。

──2人の距離感がすごく良かったですよね。
たくさん共演者の方がいらっしゃいましたけど、僕はほとんど、高畑さんとの2人芝居だったんです。なので、この物語の良し悪しを決めるのは、2人の空気感がとにかく大事だな、と。だからこそ、コミュニケーションを早め早めにとって、信頼関係を築いて、そこからお芝居に入っていくというのを心掛けていました。
──おふたりとも多忙を極めますが、どうやってコミュニケーションをとったんですか?
いや、普通に話しかけるだけです。いろんな会話をしました。世間話ですね、どこどこのごはん屋さんがおいしかったとか。そんなとこから距離が縮まっていったので。
──ちなみに高畑さんの演技はどうでしたか、もっとも近い場所で見ていたわけですが。
もう、さやかそのものでしたね。僕が引っ張っていくというか、半分振り回してるんですけど(笑)。そういう役柄だったので、リアクションは高畑さんによるところが大きかったんです。もう、ホントにさやかだなぁと思いました。撮影中は、カメラがまわっていないときもさやかの雰囲気でいてくれましたし。だから僕も、意識しまくってました。むしろ、そういうカメラがないところで関係を作っていかないと、いい絵が作れない、いい雰囲気が残せないのもあったので。
──樹がさやかのアパートの前で倒れていたところ、さやかに拾われるという出会いから2人の同居生活がスタートするわけですが、樹という役に共感できるところはありましたか?
そうですね。自分のバックボーンだったりとか、夢を追いかける姿勢だったり。現実の自分とも少し近いところもあったので、感情移入しやすかったですね。苦労したところはなかったんですけど、料理をするシーンが多かったので、料理の練習はしましたね。
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