雑誌のごとく文化発信、京都に新旅館

2016.5.21 07:00

「マガザンキョウト」外観

(写真4枚)

京都にお宿は数あれど、アート体験ができたり地域の人々と交流できるなど、宿泊サービスの枠に収まらない施設が最近人気を集めている。5月末には、京都・二条城近くに宿泊施設「マガザンキョウト」がオープン。築100年を超える京町家を季刊誌に見立て、五感をフルに使ったカルチャー体験ができる宿に、と現在準備中だ。

「僕は雑誌が大好きなんですが、雑誌のいいところは、少し先の手が届きそうな文化を可視化しているところ。雑誌が空間になれば、読んで、触って、買って、泊まって・・・と、文化を五感で体験することができると思ったんです」と話すのは、代表の岩崎達也さん。館内はホテル・雑貨店・ギャラリーが一つになった「空間メディア」になっており、季節ごとに変わる「特集」にあわせて、一般開放スペースでのイベント・展示、宿泊サービスなどが行われる。

「マガザンキョウト」宿泊スペース
「マガザンキョウト」宿泊スペース

初回となる「創館特集」は、『本を体験する』。宿泊客には予約時のアンケートをもとに東京・駒沢の本屋「スノウショベリング」の店主が選んだ「あなたのための1冊」がプレゼントされる。一般開放スペースでは、時代を映す本が並んだ本棚を設置、自由に閲覧でき、本にまつわるイベントも開催予定だ。岩崎さんによると、今後は、第一線で活躍しているクリエイターたちとのコラボで「デザイン」「アート」「テクノロジー」といった特集を予定しており、「伝統と革新の両方をあわせ持つ京都で、面白い人たちといろいろ仕掛けていきたい」という。

「マガザンキョウト」代表の岩崎達也さん
「マガザンキョウト」代表の岩崎達也さん

宿泊スペースは5月末のオープンで、すでに予約受付は始まっている。1人からでも宿泊でき、5月中の予約は期間限定の一棟貸切12,000円/泊。2人目からは1人+3,000円で最大6名まで宿泊できる。キッチン付きで、レンタサイクルもあり、「地元の人と出会って、語らってほしい」と、岩崎さんお手製の近隣お勧め店主を紹介したマップも準備中だ。

取材・文/八鍬加容子

「マガザンキョウト」

住所:京都市上京区中書町685-1
電話:080-4174-4553(臨時)

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