映画「星の王子さま」展覧会、関西で

2015.12.17 14:35

大阪会場にて、エントランスにはバラのアーチ

(写真2枚)

世界で1億4,500万部以上も発行されたサン=テグジュペリの『星の王子さま』。その後日譚を描いた映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』の展覧会が[大阪髙島屋]と[京都髙島屋]で12月16日から始まりました。

本の出版から72年間で初めて、権利管理者のサン=テグジュペリ・エステートが認めた同作品。それもマーク・オズボーン監督はじめ、スタッフの「星の王子さま」への深〜い愛ゆえ。なぜ、このストーリーに至ったのか、どんなことにこわわったのか、会場では監督が順を追って映像で説明してくれるのですが、思いがあふれて、その数8回も!

現代のオリジナルストーリーを描いたCGと、「星の王子さま」の世界を表現したストップモーション・アニメーションで構成される映画だけに、両サイドのメイキングが存在。注目したいのは後者。絵本の世界を忠実に表現するため、苦心する姿が見えてきます。

実際のパペット人形と共に、口の動きに合わせたアゴ、目と眉のパーツなども併せて展示。それをシーンごとに付け替え、風にたなびくスカーフ、砂の動きなど背景もこだわりにこだわって約50名のチームで1日1〜2秒、16分作るのに1年もかかったのだとか。

笑顔も普通の笑顔と、より笑っているものと2種類、悲しみなど感情に合わせて、眉の形と少しずつ変えたバージョンがいっぱい!
笑顔も普通の笑顔と、より笑っているものと2種類、悲しみなど感情に合わせて、眉の形と少しずつ変えたバージョンがいっぱい!

また、映画でストップモーション美術とキャラクター・デザインを担当するアレックス・ユーハスが、日本の展覧会のために作成した、小惑星B612用の王子さまや、映画のワンシーンを再現したバラのトンネルといった貴重な展示も。最後のお土産売り場では髙島屋のオリジナル商品を含め、星の王子さまアイテムが約600点も揃っているので原作&映画ファンにはたまらないはず。

© 2015 ー LPPTV ー Little Princess ー ON Ent. ー Orange Studio ー M6 films ー Lucky red Licensed by Warner Bros. Consumer Products, a division of Warner Entertainment Japan Inc.

『リトルプリンス 星の王子さまと私』展

《大阪》
期間:2015年12月16日(水)〜25日(金)
時間:10:00〜20:30(22〜24日は〜21:00、12/25は〜17:00。入場は閉場30分前)
場所:大阪髙島屋7Fグランドホール
《京都》
期間:2015年12月16日(水)〜27日(日)
時間:10:00〜20:30(16・17・25・26は〜20:00、12/27は〜18:00。入場は閉場30分前)
場所:京都髙島屋7Fグランドホール
以上料金:500円、大学・高校生300円、中学生以下無料
※会場により展示内容が一部異なります。写真はすべて大阪会場のもの

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