佐々木蔵之介「僕を監視してほしい」

ひとり20役に挑戦する佐々木蔵之介
佐々木蔵之介がひとり20役に挑戦する話題の舞台『マクベス』。佐々木と演出のアンドリュー・ゴールドバーグが大阪市内で会見を行い、今の心境や意気込みを語った。
シェイクスピア四大悲劇のひとつで、妻と共に国王を暗殺し、王座に就いたマクベスが次第に身も心も追い詰められていく姿を描いた『マクベス』。今回は舞台を精神病院に移し、病室に隔離&監視されている患者が『マクベス』をひとりで再現していくというものだ。
ひとり20役という難題に最初は頭を抱えていたという佐々木だが、「アンディ(アンドリュー)と共に稽古をすることで、楽しめるようになりました。それまではセットもない、見てくれる人もいない状態で台本を読んでも全然頭に入らなくて・・・。演劇って誰かに伝えなきゃ成立しないものなんだなと実感しましたね。今は、演出家が観客でもあり、音響や舞台セットのベッドや椅子、その一つひとつが僕の力になっています」と笑顔を見せる。
またアンドリューも「4カ月ぶりにお会いした蔵之介さんの成長ぶりが目覚ましく、本当にビックリしました。この日本公演では、人物の作り込みの作業を丁寧にやっていきたい」とコメント。
今回2日間大阪に滞在した佐々木は、大阪公演がより楽しみになったと言う。「昨日『ナイトスクープ』の収録をしたときに、お客さんがすごく前のめりで楽しんでいて(笑)。僕もリラックスできました。やっぱり関西の方は、楽しもうという気持ちが大きいと思うんですよ。劇団の頃から観てくださっている方は、”昔みたいなことやるかもしれないな”って思っているかもしれないですしね(笑)。皆さんに楽しんでほしいし、驚かせたいとも思う。通常3時間半かかるお芝居を、100分で観れるので、僕がどんな風になるのかを一緒に監視してほしいですね」

シェイクスピアといえば難しいイメージを持たれがちだが、そんなイメージを持つ方にこそ観てほしいとアンドリューは語る。「なぜこの患者が急に病院に連れて来られ、なぜシェイクスピアを語り出すのか。ミステリー的な要素もあるので、探偵のような視点で観ていただけると、より楽しめると思います」
取材・文・写真/黒石悦子
「マクベス」
作:ウイリアム・シェイクスピア
演出:アンドリュー・ゴールドバーグ
出演:佐々木蔵之介
日程:2015年8月12日(水)~17日(月)
時間:公演日により異なる
会場:森ノ宮ピロティホール
料金:8,800円(全席指定)
電話:0570-200-888(キョードーインフォメーション)
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