キャラクターデザイナー・天野喜孝「ドロンジョは僕のモンロー」

FF3 パッケージイラスト 1990 500×650mm
初仕事のタツノコプロ時代から現在までの変遷を追うことができる、天野喜孝の最大規模の企画展『想像を超えた世界 天野喜孝展』が6月27日からスタートする。それに先駆けて、天野喜孝による記者説明会が26日におこなわれた。
「(タツノコプロのガッチャマンやタイムボカン、ファイナルファンタジーなど)大人になった方々には、当時を懐かしいと思ってもらえるんじゃないかと思います。思い出の箱をそっと開けるような。それと同時に、原点に戻っているような僕の作品を観てもらって、昔があるから、現在につながっている。それはだれにとっても同じと感じてもらえたら」
また彼に今まで影響を与えてきたアーティストとして、クリムト、ムンク、アーサー・ラッカムなどをあげて「最初はアニメのストーリーに合ったキャラクターを描く仕事だったので、いざ独立して、自分の絵を描く時に困ったんです。いろんなバリエーションを描いて、どれがあなたの絵か分からない、個性がないとある編集者に言われたことも・・・そこで好きな画家の絵を研究したり模写をしたりして、自分の絵が見えてきたんだと思います」

天野はそのスタンスを崩すことなく、自分が認めたものを貪欲に吸収していく。今回は、3つのドロンジョ、1980年代からのカラーのもの、1996年はシルクスクリーン、2014年は墨1色のもの。そのうちのシルクスクリーンのものは《マドンナ》と名付けられている。「NYのアトリエで当時、アンディ・ウォーホルがマリリン・モンローをモチーフにしたポップアートにあこがれたんです。アンディにとってマリリンはミューズ。そこで、僕も、大事な存在を作品にしようと思って。僕にとってドロンジョはモンローなんです。70年代に生み出したキャラクターを今も描いているんですけれど、気付けばドロンジョが多くなってるかもしれないですね」。
想像を超えた世界 天野喜孝展
日程:2015年6月27日(土)〜8月30日(日)・月曜休(7/20開館、7/21休館)
時間:10:00〜18:00(8/30は〜15:00、最終入場は閉場30分前)
場所:兵庫県立美術館 ギャラリー棟3F
料金:一般1,200円、大学生1,000円、高校生・65歳以上600円
電話:0570-063-050(天野喜孝展 神戸事務局)
ⒸYOSHITAKA AMANO
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