35周年のドラえもんと&のび太を直撃

2015.3.5 22:02

のび太役の大原めぐみ(左)と、ドラえもん役の水田わさび

(写真3枚)

ドラえもんの劇場版が誕生してから35年。その人気シリーズの最新作『映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペース ヒーローズ)』が3月7日より全国で一斉にロードショー。折りしも今年は、レギュラー声優陣が10年目。文字通り、老若男女問わず愛される2人を演じる水田わさび(ドラえもん役)、大原めぐみ(のび太役)に話をうかがいました。

ドラえもんの声優が変わる、というニュースが飛び交ったのが2005年。先代が四半世紀かけて育ててきた国民的キャラクターだけに、その重責はほかのアニメの比でないのは想像に難くないが、2人はもうとっくに前だけを向いているよう。

水田「私の場合は、デビューして10年目にドラえもんが決まって。それまでアルバイトと劇団と、声優の三足のわらじだったんです。それが今、10年続いている。役者として、こんな幸せなことはないですよ。役者人生で一番大きな出来事なので、すごいうれしいです」

大原「最初はこなしていくのに必死で、笑わせたいという気持ちはあっても、やり方がわからなかった。でも今では、どうやったら楽しんでもらえるか、どうやったら伝わるか、どうやったら心に響くか。10年前と比べると、だいぶ表現できるようになったかな。もっと笑ってもらいたいという欲がだんだん出てきましたね」

水田「やっぱりのび太くんあっての、ドラえもんなんです。話を引っ張っていくのは、のび太くんなんですよ。私は緻密に計算して芝居するタイプじゃないので、そこに乗っかっている感じ。この10年、どれだけのび太くんに助けられてきたか。めぐみちゃんがあっての、ドラのびだなって思います」

大人まで魅了されてしまう劇場版ドラえもんの魅力とは
© 藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2015

その記念すべきシリーズ最新作は、ヒーロー映画を作ろうとしていたのび太たちが、地球に不時着したポックル星人に本物のヒーローと間違えられ、宇宙海賊と戦う冒険に行く物語。子どもだけでなく、大人も魅了する劇場版ドラえもんの魅力は、本作でも満載!

大原「ポックル星人・アロンの、みんなの笑顔を守りたいという強い想いが、のび太くんたちの気持ちを動かしていくんです。私の中での一番の見どころですね。今回、ホントに楽しいお話になったので、スクリーンの中でヒーローになっているのび太くんたちと一緒にハラハラ、ドキドキ、ワクワクしつつ、いっぱい心を動かされながら観て欲しいです。藤子・F・不二雄先生のやさしさが、ギュッと凝縮されています」

ちなみに映画が完成したときは、2人とも3回は観るという。もちろん、劇場にも足を運ぶそうだ。

水田「声優って顔が知られてないので、劇場でみなさんの感想を直で聞いてます。こっそりめっちゃ聞いてるんですよ(笑)。アフレコのときは誰も笑ってないシーンで、子どもたちが劇場でドッカンドッカン笑ってるんですよ。へぇ、ここが面白いんやとか発見もあったり。”ドラえもんの映画で泣くとは思わなかったよ”とか言われると、”しめしめ”って思ってます」

「映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)」

2015年3月7日(土)公開
原作:藤子・F・不二雄
監督:大杉宣弘
出演:(声)水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昴、関智一、田中裕二(爆笑問題)、観月ありさ、市村正親
配給:東宝

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