阪神・大和選手が妻夫木聡をスカウト!?

2014.12.9 18:03

タイガースのユニフォームがプレゼントされた

(写真2枚)

戦前のカナダで差別や貧困が当たり前にあった中、フェアプレーの精神でひたむきに戦い抜き、白人社会からも賞賛と圧倒的な人気を得た実在の野球チーム”バンクーバー朝日”。そんな彼らの知られざる壮大なドラマを描いた映画の舞台挨拶がTOHOシネマズ梅田で行われ、妻夫木聡主演、石井裕也監督の2人が登壇しました。

『ぼくたちの家族』に続いて2作連続の共演となった妻夫木、石井の2人は「普通の男を艶っぽく演じられるし、周りを引き立たせつつ、しっかり存在感がある。稀有な俳優です」(石井監督)、「同じ目線で一緒に悩んで一緒に戦ってくれる方。いわば戦友のような感じで、すごく信頼してます」(妻夫木)とすっかり息の合った様子。そんな中、劇中でバントを駆使して、屈強な白人チームと渡り合うキャプテン・レジー笠原を演じた妻夫木が「バントは誰にも負けない自信があった」と語ると、MCから突如サプライズゲストの紹介。会場に響き渡る「六甲おろし」に合わせて登場したのは、本年度セ・リーグバント王、ゴールデングラブ賞を獲得した、阪神タイガースの大和選手!

バンクーバー朝日が劇中で掲げた”スモール・ベースボール”を現代の日本野球で具現するプレイヤーの1人である大和選手は実際に映画を鑑賞し、「日本のスモールベースボールの始まりがよくわかる素晴らしい映画でした」と映画を絶賛! さらには、「来年のタイガースを助けてほしい」と助っ人外国人として、妻夫木演じるレジー笠原(カナダの日系移民)をスカウト、”REGGIE”と名前の入ったタイガースのユニフォームが大和選手から妻夫木にプレゼントされた。「まさか阪神の選手とご一緒できるとは思わなかった」とフォトセッション時にはユニフォームに袖を通すなど大感激の様子。

袖を通してご満悦の様子
袖を通してご満悦の様子

妻夫木は「この映画はいっぱい笑いもあっていっぱい感動もある作品なので1人でも多くの方に見ていただきたいです。阪神タイガースとともに、バンクーバーの朝日も応援してくださいね(笑)」とコメント。12月20日(土)より、[TOHOシネマズ梅田]ほかで公開です。

映画『バンクーバーの朝日』

監督:石井裕也
出演:妻夫木聡、亀梨和也、勝地涼、上地雄輔、池松壮亮、ほか
配給:東宝
2時間12分

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