なら国際映画祭、華々しく開幕「1000年先に繋いでいって」

『なら国際映画祭2014』レッドカーペットの様子
2007年、『殯の森』でカンヌ国際映画祭・グランプリを獲得した映画作家、河瀬直美。その彼女が理事長&エグゼクティブ・ディレクターとして、地元・奈良での開催に尽力している『なら国際映画祭』が9月12日、「奈良県新公会堂」(奈良市春日野町)で開幕した。
映画祭のオープニングを飾るレッドカーペットには、河瀬直美をはじめ、審査員を務めた夏木マリ、11日の朗読会に参加した松田美由紀のほか、国内外の新進気鋭の映画監督らが登場。映画祭の理事長を務める河瀬直美は、「まだまだよちよち歩きの映画祭ですが、このように神様の庭で開催することができ、とても幸せです。私たちは映画を見せるだけではなくて、映画を作る、この場所から美しい映画を発信していきます。それを子どもたちが誇りに思い、1000年先の人たちに繋いでいってくれることを願っています。子どもたち、そして、私たちの子孫の未来のために、この映画祭を神様に奉納させていただきます」と挨拶した。

3回目となる今年は、市内8会場で約60本の映画が上映される。初めて会場に加わった世界遺産[春日大社]では命のつながりを紡いだ映像詩『四つのいのち』が奉納上映(13日)されるほか、小学校の校庭を利用した映画上映&ミュージカル、自転車を漕いで発電し映写機を回す「自転車発電上映会」、ロス出身のバンド・ノー・エイジによる映像とのコラボライブなどが行われる。また15日の閉会式では、8本のコンペティション作品から受賞作も発表される予定だ。

国際的に高い評価を受ける河瀬監督が中心となって、丁寧に、丁寧に育てているローカルの映画祭。今では街全体がスクリーンとなって、未来を照らす試みにもなっている。会期は15日まで。スケジュール、プログラムは公式サイトにて。
『なら国際映画祭2014』
期間:2014年9月12日(金)~15日(祝・月)
会場:ならまちセンター、春日大社、奈良県新公会堂、元興寺、猿沢池、椿井小学校、ホテルサンルート奈良、奈良女子大学、ほか
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
大阪スイーツビュッフェ・リスト2025年版、ホテルで甘いものを満喫
NEW 12時間前 -
京都クリスマスケーキまとめ2025年、百貨店から高級ホテルまで
NEW 13時間前 -
大阪アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
NEW 13時間前 -
大阪クリスマスケーキ2025年、高級ホテルから百貨店まで
NEW 2025.10.27 10:00 -
活気と人情に満ちた、OMOろい旅 in 東京・大塚[PR]
2025.10.25 09:00 -
未来の「新大阪駅」南エリアを2日間限定で体験![PR]
2025.10.24 16:00 -
BBQなどの体験が、最大56%オフ!?大東市[PR]
2025.10.24 08:30 -
Osaka Pointでおいしくたのしく大阪めぐり[PR]
2025.10.23 16:00 -
華やかスイーツ!神戸のいちごビュッフェまとめ・2026年版
2025.10.20 14:00 -
華やかスイーツ!大阪のいちごビュッフェまとめ・2026年版
2025.10.20 11:00 -
大阪・関西ランチビュッフェ2025年版、ホテルの食べ放題を満喫
2025.10.16 10:00 -
京都「オーバーツーリズムって何?」#空いてる国宝萬福寺[PR]
2025.10.15 18:15 -
【大阪・関西万博2025】半年間ありがとう!地元編集部が取材した人気グルメから穴場スポットまとめ
2025.10.13 11:00 -
淡路島の「日本酒」に注目!秋の旬と味わう旅へ[PR]
2025.10.10 17:00 -
京都アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.10.8 11:00 -
港町の心地よさに浸る、OMOろい旅 in 函館[PR]
2025.10.7 16:00 -
現地取材で発見!知らなかった宇治の魅力【2025年最新版】
2025.10.1 08:30 -
なぜこんなに「宇治抹茶」が世界的に人気なのか?[PR]
2025.9.30 08:00 -
写真を撮って…豪華賞品ゲット!期間限定コンテスト[PR]
2025.9.29 19:00 -
神戸アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.29 10:00 -
大阪から行く高知のおでかけ・グルメ2025最新版
2025.8.22 17:00


トップ
おすすめ情報投稿
Lmaga.jpとは
ニュース
まとめ
コラム
ボイス
占い
プレゼント
エリア






人気記事ランキング




写真ランキング






ピックアップ







エルマガジン社の本

