オダギリ「インディーズ映画を選んでた」
2011.12.22 19:30

来年1月公開予定の映画『マイウェイ 12000キロの真実』。第二次世界大戦中に5年間で12000km、日本・ソ連・ドイツの3カ国を渡り、それぞれの軍服を着て戦った東洋人青年たちの絆を描いた今作の記者会見に主演を務めたオダギリジョー、チャン・ドンゴン、カン・ジェギュ監督が登壇した。

左から、チャン・ドンゴン、オダギリジョー、カン・ジェギュ監督
左から、チャン・ドンゴン、オダギリジョー、カン・ジェギュ監督画像一覧

この作品は、240日かけたアジア~ヨーロッパの横断ロケを敢行、製作費は韓国映画史上最高となる25億円がつぎ込まれたビッグプロジェクト。『シュリ』『ブラザーフッド』とヒットを連発したカン・ジェギュ監督が、「人はなぜ戦争をするのかという本質を問い、人間同士の意思疎通の不在が争いを起こさせるということを観客に訴えたかった」という渾身の1本だ。

オダギリジョーは、このアジアを代表する映画監督との初仕事に大きな影響を受けたようで、「自分は今まで、こういう大作への出演は避けて、監督の個性をより強く感じることのできるインディーズ映画を選んできました。でも、カン・ジェギュ監督は(個性的でありつつ)大きなスケールを構築できる稀有な方。メジャーに期待していなかった部分に新しい見方を与えてくれました」と絶賛。

「今までこういう大作への出演は避けてきた」と語ったオダギリジョー
「今までこういう大作への出演は避けてきた」と語ったオダギリジョー画像一覧

一方、『ブラザーフッド』以来となるカン監督作品への出演となったチャン・ドンゴンも、「『ブラザーフッド』を経験して戦争映画へのプレッシャーも感じていたから、興味の持てる脚本であっても、もう戦争映画には出ない、と決めていました。ただ、カン・ジェギュが監督を務めると聞き、『それなら出たい』と思い直したんです」と、こちらも監督に対する信頼は絶大の様子だった。

カン・ジェギュが監督を務めると聞き、出演を決めたというチャン・ドンゴン
カン・ジェギュが監督を務めると聞き、出演を決めたというチャン・ドンゴン画像一覧

また今作は、日韓の人気俳優が共演するという点でも早くから話題になっている。オダギリジョーはチャン・ドンゴンについて尊敬を込めてこう語った。「チャン・ドンゴンさんは、誠実でマジメ。ホンモノのスターです。もし少しでも彼とお話する機会があれば、数分でその素晴らしい人間性が分かるはず」。チャンの方も「(オダギリは)センスが良くてユーモアもあり、何より思いやりを持っている。日本語のセリフについてもいろいろ彼に質問したし、頼りにしていました」と頭を下げる。

カン・ジェギュ監督をして「ふたりは見事に役を演じきってくれた。彼らのおかげでさまざまな美しいショットを撮ることができた。これまで映画を撮ってきてこんなにゾクゾクしたことはない」と言わしめた、オダギリジョー&チャン・ドンゴンの力強い共演シーンに心打たれること間違いなし。

取材・文・写真/田辺ユウキ

  
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